【中央日報】2050年の道には「韓国の桜」飛ばそう…「桜の解放」に取り組む人々

【中央日報】2050年の道には「韓国の桜」飛ばそう…「桜の解放」に取り組む人々

【中央日報】2050年の道には「韓国の桜」飛ばそう…「桜の解放」に取り組む人々

1: 荒波φ ★ 2022/04/11(月) 09:48:03.14 ID:CAP_USER
済州市奉蓋洞(ポンゲドン)に咲く済州のワンボンナム。韓国の自生種のワンボンナムは、済州島と海南の一部地域で生育している。[写真 ワンボンナムプロジェクト2050]
no title

桜は韓国の花なのか、日本の花なのか。正解は、どちらも正しい。

韓国のワンボンナムと日本のソメイヨシノは、互いに遺伝的に異なる別種だ。2つの木は母系の木は同じだが、父系の木が異なる。日本のソメイヨシノは、シダレザクラを母系とし、オオシマザクラを父系とする。

韓国済州(チェジュ)のワンボンナムは、母系はシダレザクラでソメイヨシノと同じだが、父系がヤマザクラだ。DNA研究の方法論が開発されてから、2014年に成均館(ソンギュングァン)大学生命科学科のキム・スンチョル教授のチームをはじめとする研究者らがこれを突き止めた。

◆韓国の桜・日本の桜「お父さんが違います」

ワンボンナムの原産地は長らく論争の対象だった。1908年、フランスの宣教師エミール・タケ神父が漢拏山(ハルラサン)の北にある観音寺(クァヌムサ)の裏山でワンボンナムの自生地を発見し、初めて学界に報告した。

1932年、東京大学の小泉源一博士が漢拏山の自生地を確認し、「日本の桜は韓国から渡ってきたもの」と発表した。1962年、パク・マンギュ博士がこれを再確認し、「ワンボンナムの原産地はやはり漢拏山」という説が定着した。「桜は韓国の花」という命題は少なくとも数十年間は学界で事実だった。

そのため、桜は「倭色(日本風)」の象徴のように考えられるのと同時に、「韓国から渡った花を日本がまるで自分たちの花のように横取りしている」という相反する認識の中に置かれていた。

◆今、窓の外に見えるのは「日本のソメイヨシノ」

ただ、現在韓国に植えられている桜は、大半が日本のソメイヨシノだ。済州島産ワンボンナムは漢拏山の中腹に200本あまりと全羅南道海南(チョルラナムド・ヘナム)など国内の一部地域でのみ生育している。

今年2月18日に正式に発足した社団法人「ワンボンナムプロジェクト2050」は、樹齢が尽きた日本のソメイヨシノを韓国のワンボンナムに植え替える事業を推進している。生態学者、園芸専門家、ジャーナリストなど111人が集まった。

「ワンボンナムプロジェクト2050」の初代会長を務めたシン・ジュンファン元国立樹木院長は、「ワンボンナムの樹齢は60~80年。樹齢を終えた木を植え替えれば、2050年頃には今植えられている木々が老衰し、自然に韓国のワンボンナムに更新できるとみている」と話した。

この作業のため、4日、「ワンボンナムプロジェクト2050」はソウル永登浦区汝矣島(ヨンドゥンポグ・ヨイド)で第一回生態調査を行った。国会と汝矣西路(ヨイソロ)にある桜の木計636本を全数調査した。そのうち94.3%が日本のソメイヨシノで、韓国の桜は一本もなかった。

ワンボンナムプロジェクト2050事務総長のヒョン・ジンオ氏は「鎮海(チネ)、慶州(キョンジュ)などの桜の名所や抗日遺跡地、国会などを優先して生態調査を今後も行う予定」と述べた。

中央日報 2022.04.11 09:24
https://japanese.joins.com/JArticle/289782


続きを読む

続きを見る(外部サイト)

ニュースカテゴリの最新記事