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知ってた?線路の下の【砂利】の名前
👉一般的に『バラス』は『砕石』を呼ばれることが多いです。
線路などに敷いてあるグレーからやや黒みがかった砂利です。
クラッシュして作っているので玉石などとは違い角があります。
コンクリートなどで舗装するときも下に入っています。
🤔バラスト「バラス」と「砂利」って同じもの?……ですよね?
えっ、違う ?
ホームセンターで売っている「バラス」ってどう見ても砂利だけど、見た目が似ているだけで本当は違うものなのかも……?
ということで、「バラス」と「砂利」の違いについて調べてみました。
「バラス」は正確には「バラスト(ballast)」と言います。
「バラスト」を短縮したのが「バラス」、ん?「ト」のたった一文字の省略って…。
「バラスト」とは、船や潜水艦に積む重しのことです。
空船は船体が浮く(水面から出すぎる)ため、船体が安定しません。
そのため、船が空だったり積み荷が軽すぎるときに船底やタンクに重しを入れて船体の安定を保つのです。
船の場合は、水(バラスト水)や砂、砂利を積むことが多いです。
砂利は安価なので重しにぴったりなのですね。
つまり、「バラス」は砂利のことではなく、「バラスとして砂利が使われることが多い」ため、いつの間にか、砂利を指して「バラス」というようになったのです。
ホームセンターなどでは、「バラス」という名前で砂利が売られています。
♦因みに「砂利」とは、小石に砂が混じったものです。
小石の大きさは2~5センチ程度のものが「砂利」とされています。
というわけで、現在は「バラス」と「砂利」は同じものを指していますが、「バラス」の本来の意味は「船の重し用の、水・砂・砂利など」のことなのですね。
「バラス/バラスト」は気球の重し(砂袋)や鉄道の線路などにも使われています。
線路の「バラス/バラスト」は、重しというよりも枕木が動かないようにするために敷き詰められています。