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【芸能】キンプリとSnow Manの冠番組を比較検証 バラエティー番組での「嵐の後継者」はどっち?
1/24(月) 9:06配信
日刊ゲンダイDIGITAL
1月16日から、King&Princeの初となる冠番組「King&Princeる。」(日本テレビ系・毎週日曜14時15分〜)が本格的にスタートした。
昨年、日本テレビの「24時間テレビ 愛は地球を救う44」のメインパーソナリティーを勤めたキンプリだが、その就任発表とともに発表されたのが冠番組で、1月1日には全国ネットで元日スペシャルが放送された。昨年まで「嵐にしやがれ 元日スペシャル」が放送されていた枠でもあり、日本テレビとジャニーズ事務所が嵐の後継者としてキンプリに力を入こうとする気合を感じさせるが、一方で着実に人気と実績を伸ばしているのがSnow Manだ。
Snow Manはキンプリよりも早い2020年3月に冠番組「それSnow Manにやらせて下さい」を開始。1年近く動画配信サービス「Paravi」でレギュラー配信を続けた後、21年4月に毎週日曜13時からTBS系の地上波レギュラー放送に変わった。
嵐の後継グループとして名前が上がることも多い2組だが、バラエティーにおけるポテンシャルは一体どちらに軍配が上がるか?
■安定感あるタレントに守られたキンプリ
「『King&Princeる。』はMCはキンプリということになっていますが、番組進行は劇団ひとりが務め、安定感のあるお笑い芸人や女性タレントが脇を固める構図をとっています。キンプリのメンバーたちが王道アイドルという衣装のまま、ムチャブリを検証していく“体を張る”場面もありますが、周りの出演者に盛り立ててもらっている印象は否めません。一方『それSnow Manにやらせて下さい』は衣装もメンバーカラーに応じたつなぎで、MCも最年長の深澤辰哉が務め、毎週ゲストは登場しますが、番組自体はSnow Manがコントロールしています。Snow Manもお笑い芸人のように体を張って笑いを取りに行こうとしていますが、どうしても身内ノリになりやすいのと、キンプリに比べるとメンバーごとの認知度に開きがあるので、そこは課題といえるかもしれません」(コラムニスト・水野詩子氏)
ジャニーズグループによる冠番組は、どうしてもファンしか面白くない“内輪ノリ”になりがちだが、グループとしての面白さを周知させ、更なる人気につなげるチャンスでもある。
ネット上のキンプリファンの声を拾うと、<一生懸命バラエティーを頑張るキンプリがかわいい>というものあれば、<無理にバラエティ頑張らないとって罰ゲーム受けてる姿が痛々しい><キンプリ好きな人しか正直、つまらなくない?>という賛否両方ある。
Snow Manに関しては<地上波になってからカットが多すぎて、面白くなくなった><同じ様な食べ物企画とかばかりでParaviの時の方が面白かった>と地上波に降りてきたことで、番組としての魅力が薄れてしまっているという声も多い。
■冠番組はグループとしての過渡期?
「キンプリは確かにみんな華がある王道ジャニーズでそこは確かに強みですが、誰か1人でもしっかりバラエティーやMCで引っ張れる突出したメンバーがいないと長い目で見たら厳しいかもしれません。Snow Manに関しては、個性豊かで最近は個々でバラエティ番組に呼ばれていることも多いですが、最近放送された『そのスノ』カレー街ロケ企画の時、たまたま居合わせた女性客に『なんかキンプリとは違うね。お笑いって感じ』と言われたり、ユーチューバーに間違われたりと、良くも悪くもジャニーズらしさが弱い。キンプリも国民的なスターになり得るポテンシャルと、安定した人気を見せていますし、Snow Manも今ジャニーズの中で一番CDが売れるグループで、潜在的なポテンシャルを秘めているメンバーも多い。冠番組が本格的にスタートした今が正念場といえるかもしれませんね」(前出の水野詩子氏)
冠番組を持つことでグループとしての個性や持ち味を、確立させなければならない過渡期を迎えているのかもしれない。
一体どちらが嵐に続く国民的ジャニーズグループになるのだろうか。
https://news.yahoo.co.jp/articles/717cb4e2a8991bea4fbf746632b8d593ed00ce02