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御嶽海〝長野県227年ぶり大関誕生〟で現代によみがえった「天下無双の大力士・雷電」
東スポWeb
優勝した御嶽海(右)はオープンカーに乗って笑顔を見せる。旗手碧山(代表撮影)
大相撲初場所千秋楽(23日、東京・両国国技館)、関脇御嶽海(29=出羽海)が横綱照ノ富士(30=伊勢ヶ浜)を寄り切り、13勝2敗で3度目の優勝を果たした。大関昇進も確実となり、26日の臨時理事会を経て正式に「大関御嶽海」が誕生する。
御嶽海の故郷、長野県からの大関誕生は昭和以降初の快挙。それ以前にさかのぼると、江戸時代にあたる1795(寛政7)年の雷電為右衛門以来、実に227年ぶり。御嶽海が優勝を果たして大関昇進を確実にすると、ツイッター上では「雷電以来」などの関連ワードがトレンド入りを果たした。
一躍現代によみがえった雷電は「天下無双の大力士」と称される伝説的な強豪力士。「信州とうみ観光協会」の特設サイトによると、通算成績は254勝10敗。勝率は大相撲史上最高の9割6分2厘と圧倒的な強さを誇った。当時の平均身長が約155センチと言われる中、身長197センチ、体重169キロの超巨体だったとの逸話も残されている。あまりにも怪力で、相手に大ケガをさせてしまうことから「張り手」「突っ張り」「かんぬき」「さば折り」が禁じ手にされたとの伝承もあるほどだ。
一方で、四書五経をたしなむなど文武両道だったことでも知られている。当時は大関が最高位だったため横綱となることはなかったものの「最強力士」の一人であることは間違いない。
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