最多勝配球壊す 阪神・青柳が新たなパターンに挑戦

最多勝配球壊す 阪神・青柳が新たなパターンに挑戦

最多勝配球壊す 阪神・青柳が新たなパターンに挑戦

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阪神・青柳晃洋投手(28)が23日、鳴尾浜で自主トレを行い、キャッチボールなどで汗を流した。3年連続で規定投球回をクリア、昨季は13勝(6敗)を挙げてセ・リーグ最多勝に輝いたが、新シーズンに向けて従来の配球のパターンを壊していくことを明かした。キャンプとオープン戦で新たな可能性を見つけ出していく。

ぶっ壊し、再び作り上げる。青柳が昨季、最多勝に輝いた配球パターンを見直す。キャンプとオープン戦の期間で〝スクラップ&ビルド〟。試しながら新しいスタイルを見つけていく。

「配球の偏りだったりが3年間ローテ回ってたら出てくると思う。僕の配球のパターンもあるので、そういうのを壊していけたら」

3年連続で規定投球回をクリア。昨季に登板した25試合のうち、21試合はスタメンマスクを梅野がかぶった。長い期間、同じバッテリーで戦っていれば、どうしても偏りや傾向は出てしまう。13勝を挙げた〝必勝パターン〟の配球であっても、通用するかわからない。

昨年も研究されたのか、8月末から5試合連続白星なしと後半戦で苦しむ期間もあった。ローテーションで戦っていれば、配球を読まれる、直球の走りが悪い、苦手な打者と対戦するといった場面は必ずある。そんなときに、いかに対応し、切り抜けるか。1年間通して勝ち続けるための〝破壊〟だ。

「キャンプだったら、いろいろなキャッチャーと組む機会もある。梅野さんだけじゃないと思うので、他の選手からも吸収すること多い。そういうところを確認したり、練習する期間かな」

1軍キャンプには梅野の他に捕手では坂本と長坂も参加。昨季、坂本とは4試合、1軍出場のなかった長坂とは組んでいない。今ある球種をどう生かしていくか。違う捕手の違う目線で新たな発見を求める。

違ったことを試すことは別の効果もある。「(相手も)考えることはあると思う。オープン戦だったりとかで成功したとなれば、シーズンで自信を持って投げることができる」。これまで通りでも新しいスタイルでも、どちらにしても相手を惑わすことができる。

「状況だったりに応じた考え方とか野球脳っていうのはもう少し成長しないといけない。キャッチャーと会話して、試合を作れるように、成長しないといけない」

破壊と創造。最多勝の昨季を超えていくため、〝新青柳〟を作っていく。(菊地峻太朗)



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