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【喝!?】サンモニ張本勲氏後任に上原浩治氏【サンモニ自体は大丈夫?
張本氏や前任の大沢啓二氏の歯に衣(きぬ)着せぬ物言いで、平均世帯視聴率15%前後と日曜午前で突出した人気を誇る番組の名物コーナーに、日米134勝128セーブ右腕が登板する。上原氏は「(視聴者は)張本さんの辛口が好きだったと思う。僕はあの辛口はちょっと無理…。あまり敵作りたくないので…」と笑わせながら「やっぱり自分らしく、っていうのでやっていきたいですね」と上原流で向き合う意欲をにじませた。
現役時代から、同コーナーに助っ人として計15回出演してきた。大リーグに厳しい発言を繰り返す大先輩の張本氏や、自身の名前を間違えた司会の関口宏(78)、番組に対しても「喝!」を入れるなど、“実績”は十分。ただレギュラーとなることでコーナーの毛色は少し変わりそうだ。「『喝!』はやっぱり難しいですよね。一生懸命やっての『喝!』は申し訳ないので『あっぱれ!』が多くなるのでは。注目されていない競技もあるかもしれないですけど、日本一とか世界一とかになれば『あっぱれ!』になるでしょうね」。張本氏より35歳若い新御意見番らしく、フレッシュに語った。
張本氏、大沢氏については「堂々として、臆することなく自分の意見をドンドンいう方たちだった。でも野球だけじゃなく、スポーツをすごく愛している方達でした」とリスペクト。「視聴率がすごくいいって聞いているので、僕で下がったらどうしよう…」と冗談を交え「いつも年末に出させていただいたんですけど、すごく楽しかったですね」と、好印象を胸に臨む。 オファーを受けた際は解説を務めている日曜夜のNHK「サンデースポーツ」が頭をよぎったという。「いいのかなというのが率直な思いでした。(両局が)いいって言ってくれるんだったらうれしいなっていう。即決ではなかったです」と振り返った。
体育大学卒で中学時代は陸上を経験。高校の東海大大阪仰星はラグビー強豪でもある。「やっぱりスポーツが好きなので、これっていうのではなくて、いろんなスポーツを見て学びたいですし、楽しみです」と、ジャンル問わず向き合う意気込み。3月までは4週のうち3週程度出演し、自宅のある米国に帰る4月以降は、新型コロナウイルスの状況などを見ながら、リモートなどで出演する形になりそうだ。
同コーナーは、上原氏がプロデビューした99年にスタート。「僕は引退していますけど、番組は引退していないわけですから、途切れないように25年30年と続いていって欲しいです」。“サンデー上原”の異名も復活。温かい目線の新御意見番が、日曜朝に新たな「喝!」と「あっぱれ!」を画面越しに送る。
2022年1月8日5時1分
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202201070001074.html