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【パヨクの願望】古賀茂明氏「2026年は日本の経済的孤立と軍事国家化がより加速する。中国排除の愚策」
■新たな大失敗の歴史が始まる!
今述べたことからわかるとおり、2026年は、MX元年になるだけでなく、中国とのデカップリング元年になる可能性が極めて高い。
それは、経済安全保障を錦の御旗にして前述の安保オタクとも言える右派官僚たちが「高市首相」の威光を借りて、あらゆる分野で中国外しをすることで、世界で唯一、日本だけが中国から得られる経済的利益、すなわち、日本製品では得られない安価で高性能の製品を使うことによるDX、GXの推進や先進技術の習得、巨大市場での経済活動による利益などを放棄し、補助金頼みの遅れた企業を保護して産業競争力の復活を絶望的状況に陥らせるということを意味している。もちろん、これによって株価が下支えされることも狙いの中に含まれているのだろう。
ちなみに、小林鷹之自民党政調会長は、経済安全保障が日本の経済成長の原動力であると述べている。これを言い換えれば、「MXで経済成長」ということになるのだが、前に述べたところを理解すれば、結局のところ、補助金漬けの経済の軍事化を進めるだけだということがわかるだろう。武器メーカーなどの株が爆上がりしているのを見ると、MXで経済成長という流れができているかのような錯覚が生じるが、本当の意味での日本の競争力向上にはなっていないことに気づくべきだ。
失われた30年は、経産省の愚かな産業政策失敗の歴史だった。あらゆる日の丸プロジェクトの屍が累々と積み上がった歴史と言っても良い。一方、経産省が何もしなかったアニメやゲームなどのコンテンツ産業は世界の中で輝いていることが何を意味しているのか。
経産省の失敗の主因は、時代錯誤の大国主義と自己の能力の過信にあった。
MXと中国とのデカップリングという、新たな大失敗の歴史が始まり、しかも後戻りできなくなる2026年。
そうならないことを祈りたいのだが、今のところ、希望の光はどこにも見えない。





