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米海軍作戦部長「韓国の原潜は対中抑止力となり得る」
米海軍作戦部長(4つ星大将)のダリル・コードル氏は14日、「(韓国が導入する)その潜水艦が中国を抑止する(counter)ために活用されるというのは自然な予測(natural expectation)だ」と述べた。13日に訪韓したコードル氏は、韓米首脳会談の成果物である共同説明資料(ジョイント・ファクトシート)が公開された直後、ソウルのグランドハイアットホテルで行われたメディア懇談会で、「韓国も中国への懸念を相当部分共有していると考える」とし、このように述べた。
彼は特に、映画『スパイダーマン』の「大いなる力には、大いなる責任が伴う」というセリフを引用しながら、「韓国はいずれ原潜を世界的に運用する責任を負うようになり、地域中心の海軍ではなく世界的な海軍へと飛躍する過程になる」と見通した。韓国が原潜を保有すれば、韓半島(朝鮮半島)周辺だけではなく遠洋でも作戦を展開しなければならないという意味で、事実上、中国に関する共同対応に乗り出すべきだという立場を示唆したものとみられる。
ただしコードル氏は、「韓国が自国の主権資産である艦艇を、自国の国益に応じてどのように運用しようとも、米国がその部分に関与したり制限したりする事案ではない」とも述べた。また「韓国が原潜を自国周辺海域で運用し、その環境で米国がともに行動することも十分に可能だ」とも述べた。韓国内で米軍艦を建造することについては、「規制のために複雑ではあるが、私はこの問題を継続して検討すべきという立場だ」と明らかにした。
コードル氏は、中国の台湾への武力侵攻などの状況で、韓国軍や在韓米軍が一定の役割を担わなければならないという点も示唆した。彼は「(台湾海峡など有事の際は)『総力戦(all hands on deck)』に近い状況になる」とし、「そのような状況で、それぞれの役割と貢献が重要ではないと見るのは、単純なアプローチだ」と述べた。役割の具体的内容については答えなかったものの、「紛争状況では、第3者が機会主義的に動く余地が常に存在する」とし、「抑止(deterrence)、そして『力による平和』がより一層重要になる。明らかに一定の役割はあるだろう」と指摘した。
これは、台湾海峡などの有事の際に北朝鮮が挑発に出る可能性と、在韓米軍の役割を対中牽制へと拡大し得る点の双方を念頭に置いたものとみられる。
中央日報日本語版 2025.11.17 06:40
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