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【ドジャース】出場機会恵まれなかったキム・ヘソン、「なぜ監督を恨まなかったのか」…韓国メディア「大人の風格を見せつけた」
■今季は71試合で打率.280、3本塁打、17打点、13盗塁
キムは24年オフ、韓国プロ野球(KBO)リーグのキウム・ヒーローズからポスティングシステムを利用してドジャースに入団。米メディアによると、3年総額1250万ドル(約19億6500万円)の契約だという。
今シーズンはマイナーで開幕を迎え、5月上旬に大リーグに昇格した。レギュラーシーズンでは、71試合に出場して打率.280、3本塁打、17打点、13盗塁を記録。守備では、ユーティリティプレイヤーとして、セカンド、ショート、センターなどのポジションをこなした。
ポストシーズンでは、ワールドシリーズ(WS)までの全シリーズでロースター(出場選手登録枠)入りを果たした。出場は地区シリーズ第4戦、WS第7戦の2試合で、いずれも途中出場だったが、WS第7戦では延長11回にセカンドの守備に入り、グランドで優勝の瞬間を迎えた。
ドジャースの一員としてWSを制し、最高の形で今シーズンを締めくくったキム。6日に米国から帰国し、仁川国際空港で報道陣の取材に対応した。
キムを取材した「OSEN」は、「『ポストシーズン17試合先発外』キム・ヘソン、なぜロバーツ監督を恨まなかったのか」などのタイトルで、キムとデーブ・ロバーツ監督(53)の関係性を検証した。
ロバーツ監督は、ポストシーズン全17試合でキムを先発から外した。レギュラーシーズンでは、キムが左打者のため、主に対戦相手の投手が右投げの場合、先発で起用するケースが多かったが、ポストシーズンでは投手の左右に関係なくベンチスタートだった。
ベンチスタートに韓国メディア大不満、それでも「キム・ヘソンは指揮官を恨まなかった」
ポストシーズン中、多くの韓国メディアが、キムを巡るロバーツ監督の起用法に不満を示したが、キム本人は起用法に不満はなかったという。
「OSEN」の記事では、「ロバーツ監督が恨めしく思えるのも無理はないが、キム・ヘソンは指揮官を恨まなかった」とし、ロバーツ監督に対するキムのコメントを紹介した。
キムは「監督の試合起用について失望したことはなかった。試合に出た時に成績が振るわず、自分自身に失望したことはあった。試合に出してもらえなかった時の失望感はなかった」とレギュラーシーズンを振り返り、ポストシーズンの起用法について、次のように語ったという。
「ベンチにいただけでも焦る気持ちは起きなかった。全ての野球選手が試合に出られるわけではない。エントリーに控え選手がいる理由だ。それぞれ役割があると思う。今回のポストシーズンでの私の役割は控えだった」
キムのこのような発言に「OSEN」は、「大人の風格を見せつけた」と評価した。
大リーグ1年目にして「世界一」を経験したキム。今シーズン、レギュラーの座をつかむことはできなかったが、最強軍団の一員として存在を示した。
「OSEN」は、「ポストシーズンは2試合しか出場できなかったが、インパクトは強烈だった。ディビジョンシリーズ第4戦の延長11回に代走として出場し、チームのチャンピオンシップシリーズ進出を決める決勝得点を記録。ワールドシリーズ最終第7戦では11回に守備で登場し、優勝の瞬間を共にした」と評した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e29bd28a18bd92b1f89f7f360e3da8739a4e4d0f







