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【APEC】中国がソウル新羅ホテル「全館貸し切り」予約を一方的にキャンセル…韓国政府「何も知らない」
来月、慶尚北道慶州市内で行われるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議には米国や中国など20カ国以上の首脳が集まる予定ですが、中国側の動きがあいまいになってきました。中国当局が客室数462室のソウル新羅ホテルを「全館丸ごと貸してほしい」と言ってきたため、同ホテル側は結婚式の予約まで一方的にキャンセルして同国の要求を聞き入れ、物議を醸しました。ところが、私共の取材の結果、土曜日だった一昨日(27日)、中国大使館が突然、ホテル全館予約をキャンセルすると通知してきたことが確認されました。習近平国家主席の日程に変更が生じたのかどうか、韓国外交部(省に相当)もまだ詳しい状況を知らない状況です。13年ぶりとなる国際的な会議のためには多少の不便は甘受しなければなりませんが、今回の事案をそのまま受け入れ、やり過ごすのも不愉快な気がするのは事実です。今日のトップニュースはイ・チェリム記者の独自取材です。
(記者リポート)
習近平主席が訪韓するという話は、トランプ米大統領が現地時間の19日、通話内容を交流サイト(SNS)で公表したことで明らかになりました。
韓国政府は習近平主席のAPEC期間中における国賓訪問や韓中首脳会談を推進しています。
(趙顕〈チョ・ヒョン〉外交長官〈今月16日〉)
「中国のAPEC出席はほぼ確実だとわれわれは聞いています」
特にソウル新羅ホテルが「11月初めの国家行事」を理由に結婚式の予約をキャンセルしたことから、習近平主席のソウル訪問も既成事実として受け止められています。
これまで3回の訪韓で、習近平主席は新羅ホテルだけを利用してきました。
ところが、TV朝鮮が取材した結果、中国側が、土曜日だった一昨日、突然ソウル新羅ホテルに対して全館予約のキャンセルを知らせてきたことが分かりました。
中国大使館が初めてソウル新羅ホテルにAPEC期間中の中国代表団の宿泊と全館予約を問い合わせてきたのは今月11日のことでした。
ソウル新羅ホテルは内部で検討した上で即日、中国側の要請を受け入れることを決め、同日中に予約客に対してキャンセルの通知を開始しました。
ところが、それから16日後に中国側が一方的に全館予約をキャンセルしたのです。
韓国政界では「中国が突然、全館予約をキャンセルしたのは、習近平主席の動線変更と関連があるのではないか」という見方が出ています。
韓国政府はソウルとは別に、慶州にも中国側の宿泊先を手配しています。
韓国政府高官は習近平主席のソウル訪問計画などについて、「何も知らない」と答えました。TV朝鮮、イ・チェリムがお伝えしました。
(2025年9月29日放送 TV朝鮮『ニュース9』より)
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2025/09/30/2025093080032.html




