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「ヤンキー・ゴー・ホーム」 韓国市民団体がソウルの米大使館前でデモ…韓国人労働者300人拘束を糾弾
デモ隊は、米国当局が先日、韓国人労働者を逮捕・拘束した件に言及し、「韓国人を人質にしたのと同じだ」と声を荒らげた。参加者たちは「人質事件を起こした米国を糾弾する」「国際ヤクザのトランプは地球を去れ」などのシュプレヒコールを上げた。ドナルド・トランプ米大統領の顔が描かれた特大の横断幕を破ったり、マネキンをハンマーでたたいたりするパフォーマンスも繰り広げられた。
ろうそく行動のキム・ジソン共同代表は「(今回の韓国人労働者拘束事件は)事実上、韓国に対する宣戦布告だ。駐韓米国大使を追放しなければならない」と主張した。
ろうそく行動のデモ隊は同日午後7時30分ごろ、米国大使館に向かって行進した。デモ隊の一部は太鼓やブブゼラ(長いラッパ)を鳴らして行進を続け、同大使館前では「韓米同盟は鉄鎖同盟」「鉄鎖同盟を断ち切ろう」「韓米関係は人質関係」などのシュプレヒコールを上げた。また、「ヤンキー・ゴー・ホーム」「出ていけ」と叫びながら警察と対峙(たいじ)する参加者もいた。
一方、同日午後3時には全国民主労働組合総連盟(民主労総)がソウル市庁駅近くで決意大会を開いていた。参加者たちは「特殊雇用・プラットフォーム労働基本権を保障せよ」「労働者不法逮捕・経済収奪するトランプを糾弾する」などのプラカードを手にシュプレヒコールを上げた。
全国民主労働組合総連盟(民主労総)のヤン・ギョンス委員長は「無念にも韓国人労働者たちが拘束された背景には、関税強要や防衛費・国防費引き上げを通じて内政干渉をほしいままにするトランプ政権の暴力がある。自国民を保護できないまま自主権を放り出した韓国政府の態度も批判されるべきだ」と述べた。
民主労総傘下のサービス連盟や金属労働組合などは、このデモの2時間前の同日午後1時から三角地駅やソウル雇用労働庁前で事前デモを行った後、合流した。
コ・ユチャン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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