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【バンドリ!】「祥、きゅうり育て始めたの?」
にじげん!デイリーそうだねx23
練習前の時間、睦が問いかけてくる。
「ええ、睦のきゅうりを忘れられなくて自分で育ててみることにしましたの。ゴーヤに負けないくらい大きな物を作ってみせますわ」
「枯らさず守り抜く覚悟はある?」
睦の雰囲気が少し変わった。
「きゅうりを守り抜くのは大変」
「害虫対策も病気対策もきちんと調べましたわよ?」
「違う、私が言いたいのはきゅうりバトルのこと…」
きゅうりバトル…ですの…?
「祥はもう、きゅうりを植えてしまった…これから半年…きゅうりバトルで戦い抜ききゅうりを…そして自分を守り抜かないといけない…」
「なんなんですの?きゅうりバトルって」
「夜の特定の時間だけきゅうりは凶暴になる…きゅうりとタッグを組んで相手のきゅうりを全て塩漬けにする危険な戦いが…きゅうりバトル」
「まさか睦がゴーヤを育て始めたのは…」
「私は…きゅうりバトルに負けて二度ときゅうりを育てられない体になった…祥にはそうなってほしくない」
「だから、戦いの基礎を教える」
「ええ、睦のきゅうりを忘れられなくて自分で育ててみることにしましたの。ゴーヤに負けないくらい大きな物を作ってみせますわ」
「枯らさず守り抜く覚悟はある?」
睦の雰囲気が少し変わった。
「きゅうりを守り抜くのは大変」
「害虫対策も病気対策もきちんと調べましたわよ?」
「違う、私が言いたいのはきゅうりバトルのこと…」
きゅうりバトル…ですの…?
「祥はもう、きゅうりを植えてしまった…これから半年…きゅうりバトルで戦い抜ききゅうりを…そして自分を守り抜かないといけない…」
「なんなんですの?きゅうりバトルって」
「夜の特定の時間だけきゅうりは凶暴になる…きゅうりとタッグを組んで相手のきゅうりを全て塩漬けにする危険な戦いが…きゅうりバトル」
「まさか睦がゴーヤを育て始めたのは…」
「私は…きゅうりバトルに負けて二度ときゅうりを育てられない体になった…祥にはそうなってほしくない」
「だから、戦いの基礎を教える」
1: にじげん!デイリーそうだねx12
庭に出た私が渡されたのは土の入ったプランター。
「横に持つのが基本の塩の構え…片方の手を奥に回すと塩こんぶの構え」
いつになく張り詰めた空気の睦に従う。
「縦に持てば味噌の構え…そこから片方の手を奥に回すと…」
「もろみ味噌の構えですわね」
「正解、祥は筋がいい」
次々変わる構えに今はまだ付いていくのが精一杯でも、2人で何かをするのは凄く久しぶりのことで懐かしい気持ちになりますわね。
「最後は私が一番得意だった…鶏ささみの構え…祥にはこれをマスターしてもらう」
そう言ってプランターを頭に乗せ、手を離す睦。驚異的なバランスはバレエと土いじりの賜物でしょう。
「手を離せる気がしませんわ」
「今はそれでいい…慣れるために祥にはそのまま立っててもらう」
「これはなかなか…キツいですわね」
土だけでもこの重量なのに暴れるきゅうりまで乗せていたとしたら、いったいどれだけ過酷な戦いだったでしょう。知らない睦の一面に思いを馳せながら立つ。
「横に持つのが基本の塩の構え…片方の手を奥に回すと塩こんぶの構え」
いつになく張り詰めた空気の睦に従う。
「縦に持てば味噌の構え…そこから片方の手を奥に回すと…」
「もろみ味噌の構えですわね」
「正解、祥は筋がいい」
次々変わる構えに今はまだ付いていくのが精一杯でも、2人で何かをするのは凄く久しぶりのことで懐かしい気持ちになりますわね。
「最後は私が一番得意だった…鶏ささみの構え…祥にはこれをマスターしてもらう」
そう言ってプランターを頭に乗せ、手を離す睦。驚異的なバランスはバレエと土いじりの賜物でしょう。
「手を離せる気がしませんわ」
「今はそれでいい…慣れるために祥にはそのまま立っててもらう」
「これはなかなか…キツいですわね」
土だけでもこの重量なのに暴れるきゅうりまで乗せていたとしたら、いったいどれだけ過酷な戦いだったでしょう。知らない睦の一面に思いを馳せながら立つ。
2: にじげん!デイリーそうだねx13
「さきちゃんおはよ…う?」
「何やってるんですか豊川さん」
「え、何それ汚っ…」
家に集まってくる残りのメンバー。この様子だときゅうりバトルを知っている人間は居ませんわね。仲間内で戦うことはなさそうで少し安心しますわ。
「祥、そろそろ練習」
さっきまでとは違う、穏やかな雰囲気のいつもの睦。今は練習前でしたわね。プランターを片付けて地下室へと向かいます。
「睦?次のきゅうりバトルの訓練はいつになりますの?」
「祥、きゅうりバトルなんてない…きゅうりが凶暴になんてなるわけがない…」
「では睦がゴーヤを育て始めたのは…」「やってみたかったから」「戦い方を教えるというのは…」「祥、思ったより簡単に騙されたから…楽しかった」
「あまりにも真剣なので騙されてしまいましたわ…」
「何やってるんですか豊川さん」
「え、何それ汚っ…」
家に集まってくる残りのメンバー。この様子だときゅうりバトルを知っている人間は居ませんわね。仲間内で戦うことはなさそうで少し安心しますわ。
「祥、そろそろ練習」
さっきまでとは違う、穏やかな雰囲気のいつもの睦。今は練習前でしたわね。プランターを片付けて地下室へと向かいます。
「睦?次のきゅうりバトルの訓練はいつになりますの?」
「祥、きゅうりバトルなんてない…きゅうりが凶暴になんてなるわけがない…」
「では睦がゴーヤを育て始めたのは…」「やってみたかったから」「戦い方を教えるというのは…」「祥、思ったより簡単に騙されたから…楽しかった」
「あまりにも真剣なので騙されてしまいましたわ…」
「さっきは楽しそうでしたね、きゅうりバトラーさん」
私の渾名が決まってしまいました。