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吉村知事 文書通信費、自身へ支給の15年10月分100万円寄付へ 大阪市長挑戦時
大阪府の吉村洋文知事が15日、大阪府庁で会見。日本維新の会副代表でもある吉村知事は、同党が疑問視する10月31日に当選した衆院議員に10月分の文書通信交通滞在費が満額(100万円)支給された件について、改めて見解を聞かれた。
吉村知事は「文書通信交通滞在費については領収証もいらない経費ということになっている。今の制度上。領収証の入らない経費そのものがやっぱりおかしい。領収証を付ければいいということ。まずそこが重要な部分。経費だから領収証は貼付すべき」とした上で、「今回は10月31日の投開票日の1日かかってた、現実4時間かかっていたということで日割じゃなく100万円丸ごと支給されるということも明らかにおかしい。なぜその4時間で100万円なのと。日割の法案を維新の議員団として提案することになると思う」と方針を示した。
さらに、「ここについて他党の理解が得られるように。ぜひ賛同いただきたい。すでに制度としていったん受け取ることになるので、維新の会としても新人議員が受け取った100万円については寄付をするということになると思う。再選した議員についても約2週間、議員の身分になかったわけだからその分も寄付するということになると思う」と明かした。
そして、「併せて僕自身のことで、6年前のことになるが、議員をやめて大阪市長に挑戦することになった。そこも日割になってないと思う。なので、僕も6年前の文書通信費になるが、日割で返還したい。寄付を考えている。それをするとほかの議員もやらなきゃいけないのかという意見も出るが、ほかの議員は置いといて、僕自身、小野さんのことで知って、これは明らかにおかしいじゃないかということで、提案してる立場でもある。6年前のことでも日割で返還しないとけじめがつかない」と2015年10月1日に辞職した際の同費について、日割で寄付する考えを明かした。
「(当時は)市長に挑戦することで頭がいっぱいで、(文書通信交通滞在費が)日割かどうか記憶にないが、制度上、日割になってないはずなので、今回、小野さんのことがあって、僕自身も大きな声で訴えているわけなので6年前とはいえ、日割で計算して寄付をしたい」と説明。6年前は10月1日に辞職していることで「日割」について聞かれると、「計算の仕方はわからないが、10月1日に辞職してそれが受理されていたということであれば、1カ月分満額なんでしょう。満額寄付することになる」とした。
寄付の先は日本維新の会で判断するとし、「コロナ禍でしんどい状況になってる方、あるいは医療従事者の方(へ)。(党は)支援策として寄付先を検討していると聞いている。国会議員団と同じ所へ。党に任せたい」とした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/94ffb1fe83a3daefe0e892dcd8894e20a9b43510