【バンドリ！】「………」「それでね〜最近は不思議と調子良い感じで〜」

RiNGのカフェスペースで会ったともりんと何気ない会話。
カウンターのりっきーが苦虫を噛み潰したような顔で私たちを睨んでる。全くもう、相変わらずなんだから。
「というか、今日そよりんは来ないの？」
そろそろスタジオに入って練習する時間だ。そよりんは皆を引っ張る役なんだから、一番早く来てると思ってた。
「ぉ…今日は…練習無いから」
「へ？」
初耳！せっかくギター用意してきたのに！どうしよう。ともりんは下を向いて震えてる。
「ま、待ち合わせ…してるだけ…！」
そう言うと、ともりんはこれ以上耐えられないという風に席を立った。私、何かまずいこと言っちゃった？
「もういい。お前ちょっとこっち来い」
完全にキレたらしいりっきーが私の手を掴む。痛い！そのまま連れ出されそうになった時、ある人物が到着した。
「お待たせともりーん！……って…あれ？睦ちゃん？」
困惑する千早愛音ちゃん。私に向けられる後ろ二人の刺すような視線。
あーあ。この人格(わたし)は失敗だったかも。

モーティスが死の恐怖を訴えている以上過去の人格達の死を目の当たりにしてるかと思うと悍ましい…