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加藤登紀子、韓国混乱めぐり持論 日本は「大きな責任を持った国」戦争や朝鮮半島分断に言及
番組では、寺島実郎氏が、尹大統領が日韓関係を改善させた一方で、優秀な検察官だったことを念頭に「白と黒をはっきりさせる」気質と指摘。今回の非常戒厳も「分断」の結果となったことを示唆しながら、日本の立ち位置について「世界を分断する方向に簡単にコミットしてはいけない」と語った。
続けてコメントする形となった加藤は「今日は太平洋戦争が始まった日なんですよね」と切り出すと「韓国の人たちの、祖国が2つに分かれた悲しさは、いつもズキズキするほど感じて。やっぱり、日本の戦争が始まったこと自体にも、今日は悔しい、というか、なんでなんだろうと、思わなきゃいけない日なんだろうと思うんですけど」と言及した。
さらに「私も大陸にいて終戦を迎えた者の1人として、日本の戦争が何で始まったのかよく分からない。しかも、どうしてこんなに終わらせることができなかったのか。終戦に持っていくプロセスが何もなくこの戦争が進んで、そして1945年の原爆投下、ソ連参戦というところまで戦争を引き伸ばした」と回想。「それがもしなかったら、もう少し早く戦争を終わらせていれば、戦後の世界はどう変わったのか、と思うと、まず朝鮮半島が2つに分断されることもなかったかもしれない。いろんな意味で、ちょっと責任を感じなくてはいけないと思うんですね」とした。
加藤は「日本が東アジアの平和、状況を見たとき、これからどう守っていくのか、という意味では、大きな責任を持った国である、という風に、ぜひ考えて欲しい、考えたいな、と思います」と持論を述べた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/28c0b7ad29b190ac251ef8c65379e2860a0fa96d