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韓国メディア、日本政府の旭日旗動画に反論も矛盾
外務省が同省のユーチューブチャンネルで配信している旭日旗の本来の意味を紹介する動画をめぐり、韓国メディアが反論を始めている。ただ、反論には矛盾する点もあり、論拠を欠いた形となっている。
動画は英語のみの配信だったが、今月8日から日本語や韓国語など9カ国語を加えて配信を開始した。旭日旗が日の出をかたどった意匠で、日本国内で長い間広く使用されているといった説明をしている。
これに対し、韓国のOBS京仁テレビが11日、日本政府を批判した。外務省の動画で日の出をあしらったデザインが2010(平成22)年11月に韓国ソウルで開催された20カ国・地域(G20)首脳会議のロゴでも使われていたと紹介していることに対し、OBS京仁は灯籠を模した柄だと主張。日本政府の動画を「こじつけを盛り込んだ映像を製作し、全世界に配信した」などとした。
だが、韓国政府は同年7月8日付の政府公式サイトで、G20のロゴについて「東海(正式には日本海)に昇る太陽と韓国伝統の灯籠『チョンサチョロン』」を模していると説明。韓国政府は日の出をかたどったロゴであることを認めており、韓国メディアの報道内容には矛盾が生じている。
外務省は韓国語のほか、フランス語やドイツ語、タイ語などでも配信を始めた。この影響もあってか、もともと配信されていた英語版は今月7日時点で再生回数が1万5000回超だったが、15日の段階で3万回を突破。約1週間で2倍に急増しており、発信力の強化に弾みをつける形となっている。
産経新聞 2021/10/17 20:28
https://www.sankei.com/article/20211017-OXNA65W6XFODDE7E7IXZDDGSTA/