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中日退団のビシエド、残留オファーやセレモニーの打診を断っていた
転載元: https://tanuki.5ch.net/test/read.cgi/livebase/1730960901/
「弱かったけど、ずっと一緒に戦ってきた」残留オファーを断り中日退団のビシエド…盟友・柳裕也が初めて明かす「早朝6時の空港見送り秘話」「まだ打てるのに…」
直後に中日球団はビシエドの今シーズン限りでの退団を公表。報道各社も速報で伝えた。9年間在籍し、通算1012安打549打点は球団の歴代外国人では最高の記録だ。首位打者、最多安打を獲得した打撃だけでなく、ゴールデン・グラブ賞も受賞した名一塁手でもあった。来日9年目の今シーズンからはいわゆる「日本人扱い」となり、さらに存在価値は増すはずだった。しかし、出場15試合、9安打、1本塁打に終わり、契約は更新されなかった。
「まだ打てるのに辞めさせることはないだろう」
「功労者。球団はせめて他の選手のようにセレモニーくらいやってやれないのか」
どちらも多く聞かれたファンの意見だ。しかし、冷淡に思えてしまう退団公表に至るまでには、球団は来シーズンのオファーをし、「あなたが望むのなら、最終戦に出場しないか」とも打診したという。そのいずれも、ビシエドは断った。その理由が感情のもつれなら、サプライズで場内一周に加わり、立浪監督らと握手したりはしない。
名古屋を愛したビシエド
「俺はまだ現役でやりたい。だから来年はどこか違うチームでプレーしたいと考えている」
ビシエドはドラゴンズを愛している。名古屋の街にも溶け込んでいた。願わくば自分が「限界」を悟るシーズンまで、同じユニホームを着ていたかったことだろう。しかし、実力の世界では、往々にしてそうはならない。
オファーはあったとはいえ、チーム内でのビシエドの位置づけは急激に下がっていた。中田翔を獲得し、石川昂弥もいる。体制が代わっても、自分が第2、第3の一塁手として扱われることは容易に想像できるのだ。
オファーを飲めば、確実に来シーズンもプレーはできる。だが、ビシエドにとって「まだやれる」は、そこではない。どこからもオファーがないリスクは承知の上。まだ限界ではないことを証明する唯一の手段は退団であり、証明する場は他球団しかなかった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8b1211894aa07f90bed2e85fceaa7693edf4ded7?page=2