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【北朝鮮メディア】「対決的な姿勢変えるべき」 南朝鮮に連日圧力
北朝鮮の対外宣伝メディア「統一のメアリ」は6日、「南朝鮮(韓国)当局が対決的な姿勢と常習的な態度を変えない以上、現在の膠着(こうちゃく)局面が続くことは避けられない」と指摘するヒョン・チョル祖国統一研究院室長名義の文章を掲載した。
ヒョン氏は韓米合同軍事演習や軍備増強、北朝鮮を刺激する発言などを「不信と対決の火種」と指摘し、「さまざまな事実は、南朝鮮当局が口では対話や関係改善を騒ぎ立てながら、実際には北南(南北)関係を改善しようとする意思がないことを示している」とこき下ろした。
その上で、「現在の局面が和解の方向へ進むのか、あるいは(関係の)悪化状態が継続するのかは、全面的に南朝鮮当局の姿勢と態度の変化の有無にかかっている」と主張した。
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)は先月29日の最高人民会議(国会に相当)の施政演説で、韓国に向け、北朝鮮に対する対決的な姿勢と常習的な態度をまず変えるべきであり、言葉ではなく実践で南北関係に向き合うことが重要だと指摘していた。
北朝鮮の対外宣伝メディアはその後、韓国の軍備増強や韓米軍事演習などを非難し、態度変化を連日迫っている。今月4日に南北の通信連絡回線を復旧させて以降も韓国の国防力強化計画を批判し、5日には米国の干渉を排除して自主的に南北関係を発展させるよう要求した。
聯合ニュース 2021.10.06 10:30
https://m-jp.yna.co.kr/view/AJP20211006001200882?section=nk/index