【アフガン】タリバン、首都近郊で大集会　男性限定、「米負けた」と歌う

タリバン、首都近郊で大集会　男性限定、「米負けた」と歌う―アフガン

【カブールＡＦＰ時事】アフガニスタンの実権を掌握したイスラム主義組織タリバンの支持者を集めた大規模な集会が３日、首都カブール近郊の丘陵地で開かれ、１５００人超が参加した。男性のみ参加が許され、幹部や司令官らの演説に耳を傾けた。カブール制圧後、こうした集会は初めて。

重装備の戦闘員が会場を警備した。人々が集まり始めると「米国は負けた。不可能、不可能と言われたが、可能だった」という歌詞と共に、「勝利」を祝う歌がこだました。ロケットランチャーなど銃火器や旗を持った戦闘員の行進で幕を開け、部族の長老たちが舞台横で脚を組んで見守った。

一方、カブール東部では９月３０日、女性の権利を求める小規模なデモをタリバンが強制的に終わらせた。戦闘員が自動小銃を威嚇射撃し、取材する外国メディアの記者を銃で殴った。

時事通信　2021年10月03日18時37分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021100300342&g=int