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中国「台湾外相はブンブンいうハエ!」 台湾激怒「国際社会で前例のない言葉の暴力」
中国「台湾外相はブンブンいうハエ」…台湾「低級な言葉の暴力」
台湾の独立主張をめぐり、中国・台湾「火花」散らす
中国が台湾の外交部長を「ハエ」にたとえて「ブンブンいう」と非難すると、台湾は「前例のない言葉の暴力だ」と反発した。最近、台湾は米国を後ろ盾に台湾独立を主張しており、中国はこれを強く非難している。
中国国務院の台湾事務弁公室報道官は、台湾の呉釗燮外交部長(外相)を「台湾の独立分子」とし、狂ったように「台湾独立」発言をしていると指摘したと、「人民日報」海外版が1日付で報じた。中国の台湾弁公室報道官は、呉部長に警告するとして「中華民族の復興と祖国統一という歴史の大勢と民族の大義の前で、『台湾独立』勢力は刈り入れ後のバッタであり、『台湾独立』発言はハエがむせび泣くようにブンブンいうようなものだ」と批判した。「ハエがブンブンとむせび泣く」という表現は、毛沢東元主席の1963年の詩「満江紅」でソ連と米国を非難した表現を引用したものだ。
最近、台湾は環太平洋パートナーシップに関する包括的および先進的な協定(CPTPP)加盟を申請するなど、独立した活動を強化している。台湾の呉釗燮外相は先月16日、韓国の「国際新聞」に「台湾が加盟した国連を想像して」と題するコラムを寄稿するなど、台湾の国際社会復帰に向けた外交活動を先導している。
一方、台湾を自国領土の一部とみなす中国は、台湾に対する軍事的・政治的圧迫を強化している。中国弁公室の今回の台湾外相批判も、このような脈絡から出たものだ。
これに対し、台湾の対中国政策を担当する大陸委員会は、声明を通じて「極度に低級な言葉で呉外相を中傷し罵倒した。国際社会において前例のない言葉の暴力であり、(中国側が)文明社会からほど遠いということを浮き彫りにした」と批判した。さらに「『一つの中国』の原則はこれまで国際的に公認されたことはなく、台湾は中華人民共和国の一部であったことはない」と主張した。
ヤフーニュース(ハンギョレ新聞)
https://news.yahoo.co.jp/articles/205da49a94796e33b60197ab6160e1443a6828e7