北朝鮮国連大使、兵器開発「正当な権利」　米国は敵視政策やめよ

北朝鮮の金星国連大使＝２０１９年５月、ニューヨーク（ＥＰＡ時事）

　【ニューヨーク時事】北朝鮮の金星国連大使は２７日、ニューヨークで国連総会の一般討論演説に臨み、「米韓による脅威が増大する中、両国が保有するものと同等の兵器を開発し、テストし、製造するという自己防衛の正当な権利を誰も否定できない」と述べた。演説は、北朝鮮による飛翔（ひしょう）体発射の速報が伝えられた直後に開始。活発化させているミサイル実験などを正当化した。

　金大使はまた、「朝鮮半島の平和と和解を本当に望むのであれば、米国がまず敵視政策を取りやめなければならない」と述べ、韓国との軍事演習や北朝鮮を標的にした兵器の展開などを批判した。

時事通信　2021年09月28日09時25分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021092800295