徳島の高校のタブレット、今年8月に「1人1台」に戻る… 2023年に6割の端末が故障

徳島の高校のタブレット、今年8月に「1人1台」に戻る… 2023年に6割の端末が故障

徳島の高校のタブレット、今年8月に「1人1台」に戻る… 2023年に6割の端末が故障

1 @仮面ウニダー ★ :2024/09/16(月) 12:32:06.93

徳島県で高校などに配備したタブレット端末の6割超が故障する事態が起き、高温下の保管や端末の品質が原因だったことが明らかになった。
識者は「学校側の管理が追い付いていない」と指摘。国は「GIGAスクール構想」として全国の小中学校に端末を配備、
各自治体は高校でも導入を進めているが、同様の問題が起きかねず、対策が求められている。

徳島県教育委員会は2021年、中国・ツーウェイ社製の端末1万6500台を児童生徒に配った。だが23年春以降、バッテリーの膨張や
電池がすぐになくなる不具合が続発し、端末が不足する事態に。納入業者の四電工(高松市)が修理や交換して今年8月に「1人1台」の
状態に戻った。

・高温管理が原因
四電工は製品不良は認められず、夏休み中に空調管理されていない学校で保管していたことが原因との調査結果を公表。
県教委は「保管環境が良くなかった」と認めた。

国際大学GLOCOMの豊福晋平准教授(教育工学)によると、子供が自宅でタブレットを使っていると、保護者には勉強せず遊んでいるように
見えてしまい、学校にクレームが入るため、夏休み中は持ち帰らせないケースがあるという。

豊福氏は「子供に管理を委ね、自律的に使いこなせるよう促さなければ、学校側が過剰な負担を背負い続けることになる」と話す。

高温に耐えられない製品を選んだのもトラブルの一因だ。
県教委は「値段だけで飛びつき、他の都道府県で使っていないような機種を選んだ」と反省する。

端末は国の交付金を活用し配備。新型コロナウイルス禍で休校が拡大する中、県教委が端末の調達を急いだ結果、
価格や納期の条件に見合う機種が同社製のみだった。

24年度以降、GIGAスクール構想で全国の学校に配備された端末は更新期を迎える。豊福氏は家庭にも端末費用の負担を求め、
その代わりに使いやすい機種を各自で選んでもらう方法もあると指摘。
「現状の実態に合わせ、自治体や学校で適切に導入や運用の方法を変えていくべきだ」と強調している。

【GIGAスクール構想】全国の小中学校で児童生徒1人1台のデジタル端末を配り、高速通信環境を整備する計画。
文部科学省が2019年に打ち出した。義務教育でない高校は自治体ごとに公費や保護者の負担によって配備している。
新型コロナウイルス禍で遠隔授業の必要性が高まり、配備が加速した。GIGAは「Global and Innovation Gateway for All
(全ての児童生徒のための世界につながる革新的な扉)」の略。

2024.9/16 10:00
https://www.zakzak.co.jp/article/20240916-BLKCMPOIONKGNEPAU4ZKITURK4/

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