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1 湛然 ★ :2024/08/27(火) 06:24:52.02 ID:P3jccTwH9.net
8/25(日) 10:51 デイリー新潮
https://news.yahoo.co.jp/articles/be8eaadb95773a691fce48967ab3059ad6a3fbad
今年9月で63歳を迎える佐橋佳幸
(出典 newsatcl-pctr.c.yimg.jp)
ギタリストであり、アレンジャー、音楽プロデューサーも務める佐橋佳幸(62)は今なお、業界から引っ張りだこのミュージシャンだ。大ヒット曲への参加は数知れず、2015年にリリースされたコンピレーションCD「佐橋佳幸の仕事(1983-2015)~Time Passes On~」にも、小田和正や山下達郎、桑田佳祐、渡辺美里といった名前がずらりと並ぶ。まさにJ-POPの黄金期を作り上げた1人だ。
小田和正の「ラブ・ストーリーは突然に」、藤井フミヤの「TRUE LOVE」――佐橋が手掛けたアレンジやギターフレーズは、さまざまなヒット曲で耳にすることができる。また音楽を通じて、生涯のパートナーとなる松たか子とも出会った。ロングインタビュー第2回ではヒット曲の誕生秘話や再始動した自身のバンド「UGUISS」について語っている。
(全2回の第2回)
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数々の大ヒット曲のイントロも
時代は1990年代に入り、音楽業界はシングルもアルバムもミリオンセラーが頻発する爆売れの時代を迎えた。さまざまな仕事をこなしていた佐橋にとって、こうしたミリオンヒットに携わるのも多くの仕事の中の一つだったが、「現場には熱気があったし、レコーディングしているときは分からないけれども、みんな売れてほしいと思いながら作っていましたね」と述懐する。
そんなミリオンヒットの1曲が藤井フミヤの「TRUE LOVE」。佐橋にとって藤井は”同級生“だ。UGUISSがデビューした1983年9月21日は、藤井がいたチェッカーズのデビューシングル「ギザギザハートの子守唄」の発売日。つまり2人は同日デビューという間柄なのだ。
デビュー直後のNHKのオーディションで、佐橋と藤井は出会っている。当時はこのオーディションに合格しないと、NHKの番組に出られなかったといい、会場で両グループが顔をそろえたのだった。
「そうはいってもこちらは売れないロックバンドで、片やチェッカーズはデビュー後に大人気となった人たち。だから、チェッカーズの解散を聞いたときは『解散しちゃうんだ』と思ったものですが、フミヤくんがソロでシングルを出すにあたって、僕のところにアレンジの話が来て。『なんで俺?』と思いましたよ」
TRUE LOVEのイントロはなぜ変拍子か
佐橋のもとにすぐにデモテープが送られてきた。「蚊の鳴くような声で、部分的に歌詞があったにせよ、ほぼラララで歌われていた」というそれを聴き込み、五線譜を準備した佐橋は「おや?」と立ち止まった。
「何度聴いても、イントロは変拍子、だよな」
4拍子に3拍子が加わった7拍子。だが藤井があえて意図的にやったものだと汲んだ佐橋は、これを忠実に譜面に起こし、オケを作った。
ところが、である。仮歌入れにやってきた藤井は開口一番「何? この変拍子?」とのたまったのだ。実はデモテープでは藤井が弾き間違えただけだった。だが、すでに他の人たちはこの変拍子に耳が馴染んでおり、そのまま採用されることになった。
この曲が主題歌になることが決まっていたドラマ「あすなろ白書」のプロデューサーだったフジテレビの亀山千広氏は、連日のようにスタジオにやってきていた。「インパクトのあるイントロにしたいね」と話す亀山氏に対し、当初は、サイモン&ガーファンクルの名曲「ボクサー」に出てくる「ライラライ」の後の「パーン!」というような音のアイデアもあった。しかし、佐橋がストリングスアレンジ用に考えていたものをギターで弾いてみたところ、「それだ!」。あの今でもイントロクイズに出されるような名イントロはこうして誕生した。
ちなみに、1991年の大ヒットドラマ「東京ラブストーリー」の主題歌「ラブ・ストーリーは突然に」の「チャカチャチャーン」というイントロも佐橋の手によるものである。後世にまで残る音楽とそのイントロ。かくもアレンジやその演奏というのがいかに重要であるのか、ということがわかる。
(※以下略、全文は引用元サイトをご覧ください。)