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子どもをシンガポールのローカル校に通わせたい | 日本とは全然違う公立の入り方?
シンガポールに教育移住をしてみたい、または駐在でシンガポールに赴任になったけれど、子どもはせっかくだからローカル校に通わせてみたい…という人は多いようです。
公立校というと日本のイメージでいけば、地域によって教育に熱心な学校、裕福な家庭の子が多く集まる学校など、多少の差はありますが、義務教育として均質な勉強ができるという感じですね。
そして何より住めば自動的に、その住まいが学区となっている学校に行くことが決まります。
ですがシンガポールでは、公立校といえども入るための競争があるということを知っていましたか?
シンガポールの公立校には、建国当初からあったような伝統校や小学校の卒業試験で優秀な成績をとる子が多い学校、やや教育のレベルが落ちると言われる学校まで、さまざまなレベルがあるのです。
そして、いわゆる「良い学校」と言われる公立校に子どもを入れるために、親はボランティアや卒業生の親とのコネクションづくりなど、さまざまな努力をします。
公立校の入学希望者リストから、まずはシンガポール国民が優先され、次に永住権者、そして最後に駐在などの外国人というように、就学許可が決まっていきます。
なので、優秀とされる公立校に日本人がいきなり入るというのはかなりハードルが高く、ほぼ不可能なのでは?とされているのです。
もちろん桁外れの寄付ができるなど、特別な条件があればレベルの高い公立校に入れますが、そのようなことができる日本人は少数ではないでしょうか。
また、公立学校の学費は外国人には非常に高く設定されており、東京の私立小学校に通わせるのと同じかそれ以上はかかります。
なかなかハードルの高いシンガポールの公立校ですが、日本人の生徒がいないわけではないので、チャレンジしてみると他ではできない経験が得られるかもしれません。