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「今のパレスがまさに必要としている選手」【現地発】
今夏に新加入した鎌田大地は、開幕節のブレントフォード戦(1-2)から3試合連続でリーグ戦に出場しているが、
あまり印象的なパフォーマンスをできていないというのが、大半の評価だ。
スタジアムで彼の名前が入ったユニホームを着ているパレスファンをまだ見かけていない。
確かにチームには多くのスター選手が在籍しているとはいえ、もしこの日本人が開幕から活躍していたら、背中に「KAMADA」と書かれたシャツを目にしていたはずだ。
今回のレスター戦では、その鎌田はベンチスタートとなり、代わりにアーセナルから新たに獲得したエディ・エンケティアが先発に名を連ねた。
彼の移籍金は約3000万ポンド(約57億円)と言われており、パレスのようなクラブにとっては大金だ。これだけの金額を払ったのに、ベンチに座らせておくわけにはいかない。
また、同じポジションでプレーする日本人よりもダイナミックで、決定的なプレーができる。
今のパレスがまさに必要としている選手だろう。実際、レスター戦では存在感を発揮して好プレーを披露。新天地デビュー戦ながら、小さくないインパクトを残した。
一方、サブに回った鎌田は1-2とリードされた64分から途中出場。彼も投入されるやいなやチームに活力を与え、
90+1分には同点弾に繋がるPK奪取の起点にもなった。パレスはこのまま2-2のドローに持ち込んでいる。
私の見解では、鎌田は最低限の仕事は果たしたものの、エンケティアの活躍によって、ポジション争いでこれまで以上に厳しい立場となるだろう。
ここからの奮起に期待したい。
文●スティーブ・マッケンジー(サッカーダイジェスト・ヨーロッパ)