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【京都】中国人系オーナーの嵐山のカフェ、シャトレーゼのケーキを無許可で客に提供か…「弊社のブランドを著しく傷つける」
【写真】中国人系オーナーの喫茶店で実際に出されているカフェのメニュー。シャトレーゼHPの写真をそのまま使用している疑惑も
しかし、この店には半年ほど前からある“疑惑の目”が向けられている。
「あそこのカフェは、シャトレーゼで買ったケーキをそのまま提供していると評判ですよ。しかも、直営店での販売価格より高い値段で。Googleマップにも、シャトレーゼのケーキと冷凍ピザをそのまま提供している店というユーザーからのクチコミが多く投稿されています」(観光客)
シャトレーゼといえば、山梨県甲府市に本社を置き、ケーキをはじめとする洋菓子やアイス、和菓子、それにピザなどの冷凍食品を販売する食品メーカーだ。自社工場からロードサイドをはじめとする直営店に配送して販売するのが中心で、近年では「どら焼き」などがコンビニで買えるようになってきたが、基本は「直営店」や自社サイトでの通販で購入できる商品となっている。シャトレーゼのケーキがカフェで出されているのは、確かに不自然だ。
NEWSポストセブン取材班は、その真相を確かめるべく、現地を訪れた。カフェは2階建ての日本家屋で、京都らしさを感じさせる外観だ。周囲をぐるりと木で囲み、通行人から店内が見えにくい工夫がなされている。記者が1人で入店すると、外国人の従業員が「お好きな席へどうぞ」と案内し、メニューを運んでくれた。
シャトレーゼのケーキは実店舗で購入すると、300円~350円ほどのものが多いが、このカフェでは、値段は飲み物とケーキのセットが1580円で、飲み物とピザのセットが1680円。店内はヨーロッパ風の家具や装飾品で統一されており、広々とした印象だ。
厨房とみられる場所はパーテーションで区切られた簡易的なスペースにあり、最低限の器具が置いてあるのみ。
注文から5分ほどして提供されたチョコレートケーキは、確かにシャトレーゼのケーキとそっくりだ。男性従業員に話を聞いた。
「私は、1ヶ月半ほど前から働き始めたアルバイトなので、あまり詳しいことはわかりません。オーナーが詳しく知っていると思います。オーナーは、たしかアメリカに住んでいる中国人の方です。お金持ちで、このカフェをオープンするのに4億円もかけたと聞いています」
オーナーは店舗に常駐しておらず、運営はアルバイトの従業員が行なっているらしい。店員によると「お客さんは、平日でもかなり入っています。観光客の方が多いです。ケーキやピザも残さずに食べていただける方がほとんどなので、好評なんじゃないでしょうか」とのことだった。
取材班はオーナーの男性にも話を聞いた。
「カフェはオープンして1年半で、オープンするまでに総額4億円を使いました。店舗は2階建てで、1階はヨーロッパ風の装飾、2階は古典的な中国の装飾を施しています。家具はすべてイタリアのものを使っています」(カフェのオーナー)
ケーキの仕入れ先やシャトレーゼのケーキを提供しているかについて質問を投げかけたが、返事が送られてくることはなかった。
■シャトレーゼは内偵済み
ケーキを販売するシャトレーゼにも質問状を送り、回答を得た。
「当該カフェにて提供されているケーキは、弊社の製品で間違いないと考えております。使用に関しての、カフェ側からの問い合わせや、許可願などはまったくなく、無断で再販売をしていると考えられます」
としたうえで、独自調査を行なった経緯、今後の対応について、以下のように回答した。
「以前から、お客様からも『このような店舗で扱われている商品の衛生面は大丈夫なのか?』というご意見をいただいており、弊社としても営業が内偵を行なっておりました。8月23日期限で質問書を出し、回答を求めていますが、8月29日時点では回答を受け取っておりません。
万が一商品管理や提供方法において過ちがありお客さまに多大なご迷惑をおかけするような事態にも繋がりかねず、さらには弊社のブランドを著しく傷つける可能性もあります。そのため、本部預かり案件として弊社としては弁護士とも相談しつつ厳しく対応してまいる所存です」
■弁護士の見解は
以下全文はソース先で
9/15(日) 17:45 NEWSポストセブン
https://news.yahoo.co.jp/articles/f610a908a0f305750e5f17e752aa9299b273221e