あわせて読みたい
【国際連合】パラオ大統領、台湾受け入れを国連に促す=国連総会一般討論演説
パラオのスランゲル・ウィップス大統領は21日、米ニューヨークで開かれている第76回国連総会で一般討論演説を行い、台湾を支持する発言に顕著な長さの時間を割いた。
新型コロナウイルス下における台湾からの支援や世界規模の対応での台湾のリーダーシップに言及し、国連システムに台湾を受け入れるよう促した。
ウィップス氏は演説の前半で台湾の国連参加を後押しする発言を行い、終盤でも再度、台湾に言及した。
中華民国(台湾)と外交関係を結ぶ国が国連総会の一般討論演説で行う台湾支持の発言は、外交において重要な指標となっている。
台湾を支持する発言はこれまで演説の後半に行われることが多く、国交樹立国の首脳が演説の前半で台湾に言及するのは異例。
ウィップス氏は演説の冒頭で、コロナ下における同盟国や友人の支援に感謝を述べ、米国、台湾、日本、オーストラリアの名前を挙げた。
また、世界規模でのコロナ対応における台湾のリーダーシップを強調。
台湾内での防疫の成果やパラオとの往来再開の枠組みを通じた医療、教育分野での協力再開を具体例として紹介した。
その上で「台湾をわれわれの集団的努力に対する有益な貢献者として受け入れるよう国連システムに促し、国連システムへの台湾の参加を強く支持する」と述べた。
終盤では「台湾の2350万人にも発言権が与えられるべきだ」と訴えた。
一般討論演説は21日に始まった。中華民国と外交関係を結ぶ国で初日に発言を行ったのはパラオのみ。
22日にはグアテマラ、マーシャル諸島、ホンジュラスの3カ国が発言を行う。
ヤフーニュース(フォーカス台湾)
https://news.yahoo.co.jp/articles/fbcd56c9a0fa05838eaac71c5f19bde76f19b4cf