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スコットランドのキルトとは? | 前に下げているのはバッグ?お財布?
スコットランドの男性の正装、キルト。
スカートを履いているように見えるので、初めて見た人は驚くようですが、あれはスカートではありません。
キルトをスカートと呼ぶことは、スコットランドの人にはとても失礼なのだそう。
男性が身に着けるチェック柄の布を「キルト」といい、そのチェック柄の模様を「タータン」と言います。
「タータンチェック」というモチーフが一時期日本で流行ったことがありましたが、タータンチェックという名前は正式なものではなく、「タータン」とだけ呼ぶそうです。
このタータンは氏族や団体、地域、グループにごとに決まって使っている模様があり、家紋やトレードマークのようなものです。
また、イギリス王室に関する映像などで、国王がタータンを着用したり、タータンを身にまとってバグパイプを吹いている人が良く出てきますが、バグパイプ奏者や国王は体の正面に丸い袋のようなものをチェーンで下げていますね。
あれは「スポーラン」といって、財布やポケットの役割をするものだそうです。
そして右足の靴下に「スキャンドゥ」という短剣を差し、「ギリーブログース」という黒い革靴を履いたら完成。
タータンだけに注目が行きがちですが、そのほかの小物も含めてスコットランドの伝統衣装が完成します。
深い歴史のあるスコットランドのタータンについて調べてみました。