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【韓国医学部定員増問題】一部の医師たち、国民を「犬畜生」「朝鮮人」「毎日1000人ずつ死んでほしい」
韓国の救急センターで診療に支障が出ていることに関して、若い医師たちが中心になっているインターネット・コミュニティー・サイトに度を越した暴言が書き込まれています。「もっと患者が死んでもかまわない」「毎日1000人ずつ死んでほしい」などの発言が相次いでいるものです。韓国政府が打ち出した大学医学部の定員増政策に対する不満の表れでしょうが、医師としての基本的な倫理意識に欠けていると指摘せざるを得ません。医療関係者の間からも「度を越している」との批判が出ています。ソン・ミンソン記者のレポートです。
(記者リポート)
若い医師たちが中心になっているインターネット・コミュニティー・サイトです。
韓国政府の政策に反発し、研修医や医師が医療現場を離れるという「医療の空白」事態を巡り、口にできないような発言であふれています。
ある医大生は国民を「イヌブタ(犬畜生)」「朝鮮人」と呼び、「救急センターをたらい回しになって死んでも何とも思わない」「もっと死んでニュースになってほしい」と書き込みました。
「毎日1000人ずつ死んでほしい」という非倫理的な発言もあります。
命を救う医師が書いたとは信じがたい文章です。現場に復帰した医師たちに対する「魔女狩り」も日常茶飯事です。
(A氏 /大学病院専門医)
「インスタグラムのIDなどをさらして攻撃するよう誘導しているほか、『奇形児を産んでほしい』などと口にできないほどのひどい発言が…」
復帰した研修医や救急センター勤務医の「ブラックリスト」もこのサイトに端を発すると言われています。
一部の強硬派がネットを中心に世論を形成し、双方の対話局面が整いそうになるたびに意思疎通を阻んでいるというのです。
(A氏 /大学病院専門医)
「集団行動を開始し、一切の交渉を拒否して、その次に『ブラックリスト』を作って…」
韓国医療界の内部でも「度を越している」と批判の声が上がっている中、政府はこうした書き込みについて警察に捜査を依頼しました。
(チョン・ユンスン韓国保健福祉部〈省に相当〉保健医療政策室長)
「一部の医師または医大生の間違った認識や行動は非常に残念で、遺憾です」
また、救急センター勤務医の「ブラックリスト」に関しては、容疑者2人など関与者に対する捜査が進められています。テレビ朝鮮、ソン・ミンソンがお伝えしました。
(2024年9月11日放送 TV朝鮮『ニュース9』より)
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2024/09/12/2024091280095.html