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【韓国 秋の風物詩】『ウイルス研究の父」イ・ホワン名誉教授、2021年ノーベル生理学賞有力候補に選定
https://clarivate.com/ja/news/citation-laureates-2021-202109/
高麗大医大微生物学教室のイ・ホワン名誉教授が今年のノーベル生理学賞受賞有力候補に名前を上げた。ハンタウイルスを世界で最初に発見して予防ワクチンを開発したイ名誉教授は去る20年間余りノーベル賞受賞候補に名前が挙論された世界的な碩学だ。
23日高麗大によれば、イ名誉教授はグローバル学術情報分析機関クラリベイト・アナリティクスが発表した『2021年被引用優秀研究者(2021 Citation Laureates)』に選定された。
『ノーベル賞の預言者』と呼ばれるクラリベイトは2002年から生理医学、物理学、化学及び経済学分野の論文被引用を根拠に上位0.01%に相当する優秀な研究者をノーベル賞受賞候補に予測している。現在までにクラリベイトが候補として挙げた研究者59人が実際にノーベル賞を受賞した。
今年のノーベル生理医学生受賞有力候補5人の中の1人にハンタウイルスの分離及びワクチン開発と研究に寄与したイ・ホワン名誉教授が名前を上げた。
イ名誉教授はウイルスの病原体と診断法、ワクチンまで全て開発する空前絶後な記録を打ち立てた韓国を代表する医学者であり微生物学者だ。
1928年咸南新興生まれのイ名誉教授はソウル大医大を卒業した後、米ミネソタ大学で医学修士及び博士を取得した。1973年高麗大学医大に赴任して医科大学長を務めた。
彼は大韓ウイルス学会創設初代会長、大韓微生物学会会長、大韓ワクチン学会創設初代会長、世界保健機関腎症候出血熱究協力センター所長、大韓民国学術院会長などを歴任した。
1979年米国最高民間人功労勲章、2002年科学技術勲章創造章、2009年ソ・ジェピル医学章、2018年大韓民国科学技術有功者に推薦されて、2002年米アカデミー(NAS)外国会員、2009年日本学士院名誉会員に選定されている。
一方、今年の被引用優秀研究者にはアメリカ、フランス、日本、シンガポールなど6ヶ国で計16人の研究者が選定されて、2002年から今年まで韓国からは5人の研究者が選定されている。
2021.09.23 (韓国語)
https://www.interview365.com/news/articleView.html?idxno=99235