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弁護士・北村晴男氏 伊東純也〝不起訴〟の裏側を解説「伊東選手の完勝と言っていい」「異例だと思う」
伊東は今年1月、女性2人から昨年6月に大阪市内のホテルで「同意なく性的な行為をされた」と刑事告訴された。これに伊東側の代理人は「全くのでっちあげ」と主張し、女性2人を虚偽告訴の疑いで刑事告訴していていた。
大阪地方検察庁は先月9日、伊東と女性2人を「嫌疑不十分」で不起訴処分に。これを受け、伊東は5日に行われたW杯アジア最終予選で代表復帰し、1ゴール2アシストと大活躍した。
北村氏は動画で「結論から申し上げると、伊東選手の完勝と言っていい」と断言。その理由について「性犯罪で被害者側の言い分が全く聞き入れられなかったのは、私の経験では少ない。被害者側の言っていることに合意性があると、大抵捜査機関は被害者側の供述を軸に犯罪事実を構成して、起訴に持って行くケースが大変多い」と説明した上で「検察側が『女性側の供述は信用できない』と判断した。これは異例だと思います」と語った。
北村氏は伊東氏側の主張を参考に「例えば女性側がワンピースを着ていて、ワンピースの裾を胸までたくし上げられたという主張をされていたようですけど、その時間帯には(女性は)ジャージーを着て寝ていた客観的な映像が残っていたとか。あるいは被害を訴えている女性の録音の音声が残っていて『性被害に遭ったなんて言っていない』とか。警察、検察も女性の供述を信じて罪に問うのは難しいと考えた(と思われる)」と語った。
他方、女性2人に対する虚偽告訴罪については「これは私の臆測ですが…」と前置きした上で「虚偽告訴罪とは故意に事実に反することを述べて、誰かを罪に陥れること。この場合、同意がないのに性暴行を受けたということについては、おそらく客観的証拠は残っていない。女性の供述を全体として見た時に故意にウソのことを言ったというにはちょっと弱い。検察が犯罪として立件するには『はっきりとした証拠はない』と考えざるを得なかったのだと思う」と私見を述べた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/63fc8096fd4a3f3423f4758dee90cad17c1d37d7