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【韓国紙】「IAEA総会で韓国が福島原発批判も、中国など他国は沈黙…孤独な戦いになる」
韓国科学省(科学技術情報通信部)のヨン・ホンテク第1次官は21日、総会(オンライン)の基調演説において、日本の福島原発汚染水の海洋放出の決定に懸念を表し、このような内容を加盟国に伝えた。
ヨン次官は演説の中で、韓国政府の一貫した反対にも関わらず、日本政府が今年4月、接国である韓国と十分な協議なしに一方的に原発汚染水の海洋放出の問題を決定したと非難した。
また、日本の福島汚染水処理の過程において、客観性、透明性、安全性向上のためのIAEAの役割が重要であると強調し、IAEAの監視と安全性点検活動に韓国が参加することを希望すると述べた
ヨン次官は、「日本が責任ある国として最隣接国の要求を積極的に受け入れる誠実な姿勢を示すことを促す」とし、「IAEAもまた、積極的に協力してくれることを期待する」と述べた。
しかし、この総会で日本批判を展開したのは韓国だけであることが分かった。東亜サイエンス紙は22日、「日本の汚染水問題に積極的な韓国とは異なり、他の国では、特別な異議申し立てをすることなく、韓国は一人孤独な戦いを続けることになった」と伝えた。
同紙は、IAEAが公開した各国の定期総会基調講演を分析したところ、「韓国と日本以外で福島原発汚染水処理の問題に言及した国がないことが分かった」とし、「4月に日本の汚染水の放出決定について外交部声明を出して強く糾弾した中国は、自国の原発建設の現状などを紹介するだけで、福島原発については言及しなかった」とした上で、「孤独な戦いになる」と付け加えた。
日本については「IAEAが汚染水処理計画を肯定的に評価したと発表し、問題がないという主張を(日本は)続けた」と伝えている。
この報道をみた韓国のネットユーザーからは、
「韓国も核廃棄物を日本の海に放出してみよう…」
「北の核についても一言ないと」
「ほっとけよ。その代わり、日本の水産物を入れるな」
「中国は汚染水さえも自分たちのものだと主張しかねないな」
「やはり文政権は大したもんだ。がんばれ!」
「2年後には美味い魚は食えなくなるのかな」
などのコメントがネット掲示板に投稿されている。