日笠陽子、声優事務所を立ち上げ「次世代の役者達に何か残していけたら」

声優の日笠陽子が5日、声優事務所「i.nari（いなり）」を立ち上げたことを自身のインスタグラムで発表した。

日笠は「声優としては今後i.nariに所属することになります」と自身についても説明。「フリーである期間に、たくさんの方にお世話になってきました。無知な自分に手を差し伸べてくれた人も。勉強しなさいと叱ってくれた人も。愛をもって接してくれました。この業界の方や先輩からもらった気持ちや知識や恩を業界全体に返していけるように。そして、次世代の役者達に何か残していけたら良いなと思います」と思いをつづった。

そして、「より良い作品、お芝居演技、宣伝や制作、関わる全ての人を含めてエンタメであり、世界にも届くもの作りを業界全体で手を繋いでいけることが夢のひとつ。私はファンの皆の応援が何よりの励みで今まで頑張ってきました。これからも皆の力を借りたいです」と意気込んだ。

投稿では、「i.nari」という名前の由来や今後の会社のビジョンについて記した直筆の文書も公開した。その中で「今、世界も声優業界も、嵐の真っ只中なきがします。雨も槍も降る。疲れたら雨宿りして、でも自分らしく自分の足で立って歩む背中をきちんと送り出して、帰ってきたら一緒に円卓囲んでご飯食べようって、そう言ってあげられる場所になたかったんです」などとつづっている。

日笠は、2023年1月にアイムエンタープライズを退所し、フリーとして活動していた。代表作は『けいおん!』秋山澪役、『戦姫絶唱シンフォギア』マリア・カデンツァヴナ・イヴ役、『キングダム』羌カイ役など。