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【ドイツ】フンボルト・フォーラム韓国館開館~「日本が褒めるから陶磁器展示」…日本の評価に過度に依存
アジア博物館長「長期貸与などで韓国展示品目・スペースの拡充推進」
▲アジア美術館内、韓中日書道特別展
「植民主義の歴史反省」を旗印に掲げたドイツ フンボルト・フォーラム・アジア芸術博物館内韓国展示館がオープンする。保有遺物が少ないという理由で日本展示館や中国展示館に比べ10分の1の大きさの韓国館は説明と一緒に展示された遺物は14点に過ぎないほど貧弱なレベルだ。
しかも説明で韓国を陶磁器工芸の国としながら、日本の評価に過度に依存し、むしろ植民主義を再現しているという批判も出ている。
ドイツ、フンボルト・フォーラムは来る23日からアフリカ、アジア、アメリカ、オセアニア博物館と民俗博物館の西側の部分8千500平方メートルに展示品1万点余りを一般公開すると20日(現地時間)明らかにした。ハルトムート・ドコルロ(Hartmut Dorgerloh)フンボルト・フォーラム財団理事長は「新しく博物館をオープンし(植民主義の)歴史を振り返って批判的に省察し、現在と同期させるのは私たちの義務」としながら「それでこそ国際的討論のプラットホームに位置づけられる」と話した。
今回公開されたアジア博物館内に韓国と中国、日本の展示スペースが含まれる。アジア博物館内韓国展示館の規模は60平方メートルで、日本館や中国館の10分の1に過ぎない。
実際に壁面や柱などを除けば韓国館の大きさは十歩で閲覧可能なほど狭かった。フンボルト・フォーラムが保有を明らかにした韓国遺物180点中、説明と共に展示された展示品は14点に過ぎなかった。高麗時代の青磁壺1点と鉢と器6点、再読陶芸家イ・ヨンジェ氏の陶磁器3点、青磁を撮影した写真家イ・ジェヨン氏の作品「応時の記憶」2点、朝鮮時代の童子僧石像一組などだ。残りの遺物は「研究所蔵品」という名目でガラスの棚に説明なしに展示された。
フンボルト・フォーラム側は韓国館を紹介しながら韓国を中国と日本の間でインスピレーションを与えた国と特徴づけたが、歴史的に韓国遺物を集めた人はとても珍しく、所蔵品規模が制限されたと説明した。また、陶磁器工芸の国である韓国展示館の展示品は陶磁器が大部分とし、韓国の陶磁器は素朴な美しさで有名だと説明した。
それと共に日本の茶道家が特に高く評価したとし、壬辰倭乱時は韓国の陶工たちを日本に引っ張っていったと説明し、日本が賞賛したので韓国陶磁器が博物館に多く流入したと付け加えた。
イ・ジン、ドイツ政治+文化研究所長は「展示品や収集経路の説明で韓国を説明するためにずっと日本に言及し、植民主義的視線と慣行が再現されていないか憂慮される」と話した。
韓国より10倍以上広いスペースの日本館や中国館には1万3千点を越えるフンボルト・フォーラム保有遺物のうち厳選された展示品や長期貸与展示品、公募を通した展示品がきらびやかに展示された。
人類と環境に貢献した建築家に授与されるプリツカー賞建築賞を受賞した中国の建築家、王澍(おうじゅ)が設計した中国館では清王朝の玉座と中国設置美術家アイウェイウェイ(艾 未未)の茶で作った喫茶店、58平方メートル規模で仏陀の説法を描いた18世紀の大型図などが公開された。中国館に展示された大型図の大きさは韓国館の規模に迫る。
日本館では日独親善160周年を記念して公募を通じて選ばれた建築事務所ウラが設計した喫茶店などを披露した。
毎日経済(韓国語)
https://www.mk.co.kr/news/world/view/2021/09/904363/