あわせて読みたい
【韓国】秋夕の祭壇、『酒に “政宗(昔の日本酒の銘柄)” を供えると先祖様が怒る』
_______________________________________________________
茶礼の膳(祭壇)の備え方に王道があるのだろうか。
秋夕(チュソク=旧暦8月15日)の茶礼の膳に、絶対に欠かすことができない伝統酒。多くの人たちが『正宗(チョンヂョン=昔の日本酒の銘柄)』と『清酒(チョンヂュ)』を混用している。どのような表現が正しいのだろうか。
清酒は日帝強占期に日本人が酒精(アルコール)を交ぜて、工場で作った日本式の酒である。清酒は酒精を交ぜずに、伝統の発酵方式で作ったウリたちの酒だ。
ウリたちの伝統酒は日帝強占期を経て忘れられてしまった。1907年に酒類を税金源にした朝鮮総督府が酒税令を発表をして、家醸酒(カヤンヂュ)の製造を阻止したのだ。1916年には、高い税金に耐えながら酒を造っていた醸造文化に『免許制』が導入されて、工場でのみ酒を作るようにした。
伝統の家醸酒が消えた位置には、日本式の工場で生産された清酒が埋め尽くした。正宗は日本語で『マサムネ』と読む。これは日本人が釜山(プサン)に建てた工場で生産した、清酒の製品名だ。
その後、人々が茶礼の膳に正宗を供え始め、『正宗』という単語が『茶礼酒』の代名詞として定着し始めた。
解放以降にも問題があった。米不足による『穀物管理法』によって、米で酒を醸造することが禁止されて続け、『正宗』を茶礼酒として供えるしかなかった。
その後、大人たちが澄んだ清酒を正宗と呼ぶのが今まで続いたのだった。
国際ニュース(韓国語)
http://www.gukjenews.com/news/articleView.html?idxno=2313332