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【TPP】韓国が「TPP加入」に向けアップを始める。加盟申請の進捗を確認
中国が正式加盟申請したので韓国は焦っているのかもしれません。
2021年09月17日、中国が『CPTPP』※正式加入申請を行ったと明らかになり、世界を驚かせました。
CPTPP加盟国の担当相は「どの面下げて言っているのか」と思ったことでしょう。
オーストラリアのDan Tehan(ダン・テハン)貿易・観光・投資相がすぐさま拒否表明を行ったことをご紹介しましたが、
日本の麻生太郎財務相も同日、記者の質問に答えて、
「国有企業のルールの話とか、えらい細かく書いてある。
(中略)その上で新規加入できるような状態ですかね、今の中国は……とは単純には思いますけどね」
と発言しています。つまり、「中国は『CPTTP』のルールに即していないから無理です」という拒否に他なりません。
中国は置くとして、実は韓国も『CPTTP』加盟に向けてアップを始めています。
韓国も『CPTPP』に秋波を送っている
韓国は独自に二国間の自由貿易協定(FTA)を推進してきた経緯があり、日本が合衆国が抜けた『TPP』加盟各国の間をまとめるのに四苦八苦しているのを尻目に、「韓国には必要がない」とうそぶいてきました。
イソップ童話で「あのぶどうは酸っぱい」と言ったキツネみたいな態度だったといえるでしょう。
ここにきて、韓国は『CPTPP』加入申請の準備を進めています。
2021年09月17日、「対外経済分野の関係長官会議」が行われたのですが、この席上、洪楠基(ホン・ナムギ)副首相兼
企画財政部長官は、『CPTPP』加盟申請に向けた条件クリアのための進捗状況を確認しているのです。
韓国メディア『朝鮮日報』の記事から一部を引用します。
(前略)
(関係長官会議の:筆者注)参加者は、合衆国・中国間の覇権競争の下、先端技術の保護、サプライチェーン再編などの経済問題に安保が関わり、深化するようになっており、大きな枠組みでの経済・安全保障を総合的に考慮した対応戦略について議論した。
また、『CPTPP』(環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定)加入申請の推進と関連し、これまで進めてきた水産補助金、デジタル通商、国営企業、衛生検疫など、『CPTPP』4大分野の国内制度の改善、加盟国との非公式協議の結果などを基に、申請関連の進捗状況や国内外の環境などを総合点検した。
『CPTPP』は、アジア・太平洋地域の国々の多国間の自由貿易協定で、貿易障壁の撤廃と市場開放を通じた貿易自由化を目的としている。
友好的な申請条件造成のための今後の対応計画についても集中的に議論した。
(後略)
⇒参照・引用元:朝鮮日報
https://www.chosun.com/economy/economy_general/2021/09/17/RETYSLXWSBHT7MUKN5EQVRP72Y/
中国の陰に隠れて日本ではあまり取り上げられませんが、韓国もまた加盟申請ができるように、条件をクリアできる
よう進め、非公式に『CPTPP』加盟国との会合も行っているのです。
そして、韓国も「韓国の加入に日本が反対する」であろうことを予測しています。もし本当に申請するつもりなら、
日本の反対をどのようにクリアするつもりなのか、お手並み拝見です。
(以下略)
マネーワン 9月19日
https://money1.jp/archives/62477