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ロシア本土を直接攻撃する国産新兵器をウクライナが実戦投入 ロシア本土の約20カ所の軍用飛行場が射程圏内 (動画あり)
■大量のミサイルや滑空爆弾を落とすロシアの軍用機を、ロシア国内の飛行場で止まっているときに攻撃すれば国土を守れる。だが西側の長距離兵器ではそれが許されないので自国で作ったという
ウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領は8月24日、ウクライナの新型無人ロケット「パリャヌィツィア」が初めて実戦に使用されたことを明らかにした
(実態は不明だが、無人ロケットではなく巡航ミサイルの可能性もある)。
航続距離が長いこの無人攻撃機は約1年半前に開発に着手したもので、ロシア本土の約20カ所の軍用飛行場が射程圏内にある。
初めての使用で、パリャヌィツィアは「敵の軍事施設を攻撃した」と、オレクサンドル・カミシン戦略産業大臣はテレグラムに投稿した。
ゼレンスキーはその翌日、ソーシャルメディアにこう書き込んだ。
「本格的な戦争開始から2年半の間に、ロシアはウクライナに向けて約1万発の各種ミサイルと、3万3000発以上の滑空爆弾を発射した。
ウクライナの都市への攻撃を阻止するには、こうしたミサイルを運搬するロシア軍の航空機が軍用飛行場に停留しているところを標的にすればよい」
「喜ばしいことに昨日、ウクライナ国産の長距離無人ロケット『パリャヌィツィア』が初めて実戦に使用され、成功を収めた。敵の攻撃能力を破壊するために設計された兵器だ」
「生産数も、現在実戦で活躍中の長距離攻撃用ドローンの生産数に追いつくだろう」
■ロシア領内を攻撃するために
ゼレンスキーは、この兵器が開発された背景を説明する動画も投稿した。
「ロシアによるミサイルや滑空爆弾の攻撃に対抗する最も効果的な方法のひとつは、これらの兵器の運搬手段を攻撃すること――
つまりロシア国内の基地に停留するロシア軍機を標的にすることだ」と、ナレーションは説明する。
「だが、西側同盟国は、西側がウクライナに供与した武器でロシア軍基地を攻撃することをいまだに許可していない」と、説明は続く。
「そこでウクライナは国の設計局で民間ロケットプロジェクトを開始し、業界の発展を促進するために規制を緩和した」
動画によれば、パリャヌィツィアはこの計画の最初の成果であり、その運用範囲、弾頭、製造情報などは「ほとんどが機密扱い」だという。
その攻撃範囲に加え、地上発射式であること、エンジンがターボジェットであることなど、限られた情報しか公表されていない。
ウクライナ政府は無人ロケットのコストは「同種のものよりはるかに低い」とし、「コスト削減と増産に取り組んでいる」と述べている。
動画の最後で、ナレーションはこう付け加える。
「パリャヌィツィアの任務は、敵の攻撃力を破壊して市民を守ること。そして、それを敵の領土でそれを行うことだ」。
同日、ウクライナは旧ソビエトからの33回目の独立記念日を祝っていた。
「われわれは、ウクライナの人々が常に自由な資本と主権国家の中でこの祝日を祝うことを確信している」と、ゼレンスキーは投稿した。
「ウクライナは常に独立を保つ――そこに疑問の余地はない。私たちは団結し、勇気と努力を結集することで、歴史的な答えを出した。
ウクライナが存在すべきかどうか、ウクライナ人が存在すべきかどうかの答えだ」
別ソース
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/bb8b191af80c2a0e87766b979b6e2f22411dfeb7
※ソースに動画あり