あわせて読みたい
シンガポールではメイドさんが一般的? | 日本人には合わないかも
確かに、近隣国からメイドさん(ヘルパーさんとも呼ばれます)が大量にシンガポールに働きに来ていて比較的低コストで雇えるため、メイドさんのいる家庭が珍しくありません。
家事や育児はメイドさんにしてもらって、仕事や自分の好きな趣味などに集中できたら素敵ですよね。
ですが、シンガポールでメイドさんをお願いしている家庭の実態を見ると、これは日本人には合うのだろうか?と思うことがよくあります。
まず、メイドさんはインドネシア、フィリピンなどの、裕福ではない家庭から海外に出稼ぎに来ている人たちです。
そういう人が悪い人だというわけではありませんが、やはり日本人が持っている一般的な常識とは大きく違った価値観を持っていることがほとんどです。
キッチンを綺麗に掃除する、料理は栄養バランスと味を考えて作る、という日本人なら当たり前と思うことが、メイドさんにとっては違っていることも多くあります。
雇い主はそういった面を承知して、必要であれば教育をしなければなりません。
仕事に対する姿勢も、日本人の価値観とは少し違っていることが多く、そのあたりはメイドさんとコミュニケーションをとりながら少しずつ擦り合わせをしなければいけないのですが、メイドさんを使い慣れていない日本人は、必要以上に距離を近づけすぎてメイドさんが自分の立場を誤解してしまう、甘えが許されると思って働かなくなってしまうなども問題が起こり得ます。
必要以上に厳しくすることはやってはいけないことですが、あくまでもビジネスの雇い主と働き手としての前提を崩さない方が良いでしょう。
また、一度で相性が良くマメに働いてくれるメイドさんに出会える確率は低く、何度か交代を繰り返すことも必要だと思っていた方が良いでしょう。
インドネシアやフィリピンなどのメイドさんは住み込みしか認められていないので、ずっと一緒に生活することになりますが、他人が家にいることにストレスを感じる人は向いていないかもしれません。
シンガポールでメイドさんがいる生活、果たして日本人には快適なのでしょうか。