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夏の甲子園で「タイブレーク」に募る“モヤモヤ”とした違和感…SNSで不満が相次ぐ理由
なぜ野球ファンは“モヤモヤ”とした違和感を覚えたのか──。それはタイブレークに納得がいかないからだ。さっそくXの投稿を見てみよう。
《個人的にタイブレーク制度はどうなん? て感じ》、《タイブレークだけはやだ! 》《どうしても「タイブレークじゃなかったらどうなってたのかな…」ていう気持ちが出てくるので複雑です》、《延長になった瞬間、違うスポーツが始まる、という感じですよね》──。
担当記者は「タイブレークの導入は、延長戦の歴史と密接な関係があります」と言う。
(略)
タイブレークは“正義”
「ところが1998(平成10)年、PL学園と横浜が対戦した準々決勝で、横浜の投手・松坂大輔氏が延長17回を完投し、再び議論が沸き起こりました。結果、夏の甲子園は延長18回の再試合規定が15回に短縮されました。その後も主に投手の負担を軽減させるためのルール見直しが相次ぎ、夏の甲子園では2018(平成30)年の大会から『延長13回表から無死一・二塁の設定』でタイブレークを導入。さらに昨年からは延長10回表からタイブレークを行うことになったのです」(同・記者)
もちろん野球ファンは「選手の負担軽減」が正論だとは分かっている。その意味でタイブレークは“正義”なのだ。そして、だからこそ、SNSにモヤモヤを投稿する──。
「Xの議論で興味深いのが、『8対8の試合でタイブレークなら納得するが、0対0の試合では違和感を覚える』という指摘です。緊迫した投手戦が続き、両チームとも1塁にランナーを送ることさえ稀なゲーム展開だったのに、延長10回表になると突然、無死ランナー1、2塁から始まるわけです。確かに、これは“モヤモヤ”とした気持ちになります。他に目立つのは『タイブレークは負けたチームがかわいそう』という指摘です。タイブレークは運の要素が強いと考えている野球ファンは少なくありません。9回までは互角に渡り合っていたのに、延長10回でバントや幸運なヒットであっという間に決着が着いてしまうことに納得がいかないのです」(同・記者)
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https://news.yahoo.co.jp/articles/f96d80e600e3b8a91753e767f0a0d6b9a3b24a04