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パリ五輪・柔道男子100キロ超級 絶対王者テディ・リネールが奪冠!柔道大国フランス 地元開催で金メダル「1」を死守
連覇を含む4大会連続メダルのテディ・リネール(35=フランス)が、決勝で金民宗(23=韓国)を下し、2大会ぶりの金メダルを手にした。開催国フランスの金メダル「0」の危機を“絶対王者”が救った。
仏マクロン大統領も駆けつけた一戦で、柔道大国のプライドを示したのは、やはり、この男だった。残り16秒で豪快な投げ技が決まった。観客は総立ち。リネールは準決勝で斉藤立(22=JESグループ)を下して勝ち上がった金民宗を退け、2大会ぶりに金メダルを獲得した。
リネールは北京で銅メダルを獲得。ロンドンで初めて金メダルを手にすると、リオデジャネイロで連覇を達成。東京では銅メダルに終わっていた。
フランスでの柔道人気は高く、連日、多くの地元サポーターが訪れ、鳴り物や足踏みで地元選手の背中を押し続けた。特に個人最終日に登場したリネールへの声援は会場が揺れるほど。全ての音をかき消す爆音が何度も会場に響き渡った。
特にツシシビリ(ジョージア)と対戦した準々決勝では、乱闘寸前の騒ぎとなったこともあり、耳をつんざくほどの大ブーイングが鳴り響いた。
1日に行われた柔道競技6日目では、男子100キロ級のディエッセは2回戦でイスラエル選手に反則負け。東京五輪銀メダルで期待の高かった女子78キロ級のマロンガも初戦で姿を消した。
競技最終日には連覇が懸かる混合団体も控えるが、個人戦の金メダル0は、08年北京五輪以来の屈辱となった。
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