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パリ五輪・柔道男子100キロ超級 斉藤立「4年後ロスで絶対…」父・仁さんの話に言葉詰まらす「お父さんと…お父さんと…優勝だったので…」
柔道100キロ超級の斉藤立(22=JESグループ)が2日、3位決定戦でアリシェル・ユスポフ(25=ウズベキスタン)に敗れ、史上初の父子金メダルを目指して降り立った初五輪は、無念のメダルなしに終わった。
初五輪は無念のタップで終わった。開始1分すぎに技ありを奪われると、その直後に腕ひしぎ十字固めを決められ苦悶の表情でタップした。敗戦後は畳に大の字に。父と同じ金メダルどころか、準決勝から連敗し、メダルを獲得することなく初五輪の戦いは悔しい幕切れとなった。
斉藤は試合後に父・仁さんの話を向けられると言葉を詰まらせ「こういう結果になって、自分は本当に本当に本当に日本に帰れない気持ちいっぱいです。自分がお父さんと…お父さんと約束したのが五輪優勝というものだったので、このパリで勝ちたかったので、4年後ロスで絶対何が何でもやり返さないといけないという気持ちが強いです」と声を絞り出した。
続けて「自分が本気で柔道を始めるとなったのが、お父さんが亡くなったのがきっかけだったので、本当に柔道を熱く語ったことはないので分からないです。お父さんの写真とかを2枚入れてやってて、覚悟を決めてやっていたんですけど、本当情けないです。自分はこれに懸ける思いが誰よりも強いと思っていたし、絶対優勝する気持ちでいたんですけど…。気持ちの整理がついてないですね」と仁さんとともに挑んだパリだったことを明かした。
スポニチ
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