【柔道】阿部詩　「ショックというより、何が起こったんだという」　パリ五輪・失意の2回戦敗退の心境明かす

阿部詩　「ショックというより、何が起こったんだという」　パリ五輪・失意の2回戦敗退の心境明かす

　柔道女子52キロ級の阿部詩（24、パーク24）が、17日放送の日本テレビ「Going！Sports＆News」（土曜＆日曜後11・55）に出演。

　連覇を狙って臨んだパリ五輪の女子52キロ級で、まさかの2回戦敗退となった一戦について語った。

　阿部は7月28日に行われた2回戦で、世界ランキング1位のディヨラ・ケルディヨロワと対戦。開始1分15秒、技ありで有利に試合を進めていたが2分過ぎにまさかの一本負け。その瞬間、畳に突っ伏し号泣した。

　2回戦の映像を初めて見たという阿部は、「（相手は）凄い強い選手で。最近凄く調子が上がってきた選手だったので、集中しながらやっていたんですけど。投げられる瞬間の前に、自分の中で“いける！”っていう体勢に一瞬入って。で、足を出した時に後ろに来たので…。本当に一瞬だったなっていう」と振り返った。

　同じく番組に出演した詩の兄で、男子66キロ級金メダルを獲得した阿部一二三は「絶対に勝つなっていう気持ちで僕は見てたんで。驚きの方が大きかったですよね。正直、負けた時は何が原因か分からなかったです」とコメント。

　試合でのショックについては、「ショックというより、何が起こったんだという。すぐに理解はできなかったので…」と明かした。

　また「もう1度対戦するとしたらどんなふうに戦う？」と尋ねられると、「負けの前の自信が今持てるかと言われたら、よく分からない状況にはいるんですけど。でもここからしっかり自分に自信をつけて。まあ、戦う時は怖いと思うんですけど、その恐怖に勝った時に成長できると思って戦いたいなと思います」と決意を固めていた。