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バリ五輪・バスケ男子 渡辺雄太、五輪6連敗も4年後リベンジへ「ロスも目指したい」 富樫勇樹は「代表の最後の試合になった可能性も」
渡辺雄太、五輪6連敗も4年後リベンジへ「ロスも目指したい」富樫勇樹は「代表の最後の試合になった可能性も」
◆パリ五輪 第8日 ▽バスケットボール男子1次リーグ 日本84―102ブラジル(2日、ピエール・モロワ競技場)
世界ランク26位の日本は、1次リーグB組最終戦で同12位のブラジルに84―102で敗れ、3連敗。前回の21年東京五輪に続き、3戦全敗で大会を終えた。
史上初の「8強入り」を掲げた“史上最強”ホーバス・ジャパンの挑戦が終わりを告げた。この試合、八村塁(レイカーズ)は左ふくらはぎの負傷で離脱していた。
前半は、ブラジルの驚異的なシュート力に圧倒された。3点シュートは奇跡的とも言える成功率85%で11本。11点のリードを許した。
だが、これまで何度も逆転劇を起こしてきた日本は、後半猛追。第3Qに守備から立て直し、河村、ホーキンソンの3点シュートが連発。29得点を奪って4点差。最大2万7000人収容の会場も、突如日本の背中を押し始めた。
最終第4Q序盤に1点差。勝機はあったものの、ここに来て再び相手の3点シュートが決まった。ゴール下の八村不在は痛く、リバウンドは34本対49本。206センチの元NBAプレーヤー・カボクロに33得点を奪われた。
全3試合先発した渡辺雄太(千葉J)は試合後、「やっぱり勝たないと意味がない」と厳しい表情。一方で、3年前より確実に世界と張り合えた手応えはある。「今まで日本がいたら、(他国は)『楽勝』『1勝もらった』という気持ちになっていたと思う。日本のバスケを世界に見せることはできた」と誇った。
自身は東京五輪から続き2大会連続出場し、五輪で6連敗となったが、4年後の“リベンジ”へ「1回自分の中で気持ちを整理しないといけない部分があるが、(28年)ロス(五輪)も目指したいって思いはもちろん強い」と語った。
一方、主将の富樫勇樹(千葉J)は「もしかしたらこれが僕にとっての代表の最後の試合になった可能性がある。2大会五輪に出れると全く思っていなかった」と口にした。