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初戦を11奪三振で完封・入江祥太、慶應大学を志望 将来はプロ目指す「選択肢が一本になりすぎて、もったいないな、と」
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◇16日 全国高校野球選手権大会3回戦 青森山田5―0石橋(甲子園)
県内有数の進学校で創立100周年を飾る初出場の石橋(栃木)は、今春センバツ8強の青森山田に敗れ、ベスト8進出を果たせなかった。
初戦の2回戦で聖和学園(宮城)を毎回の11奪三振で完封した右腕で背番号6の入江祥太内野手(3年)は、2点ビハインドの2回無死一塁からリリーフ登板した。しかし、安打でチャンスを広げられたあと、二ゴロの間に追加点を奪われた。終盤にも加点され、逆転勝利を呼ぶことはできなかった。
「苦しい状況が続きましたけど、小さい頃から目指してきた場所。最高でした」
初戦から中2日のマウンドでは、7イニングで107球を投げて10安打2失点。それでも「最高に楽しかったですね。自分自身、春のセンバツ(昨春の能代松陽戦)で負けて悔しい思いをして、そこであんまり楽しむことができなくて、悔いが残っていて、絶対にもう一回行きたいな、と思っていたんですけど、この夏その分、ホント楽しもうと甲子園やったので、本当に楽しい舞台でした」と振り返った。甲子園ではスライダーに自信を深めたという。
将来はプロを目指している。そのステップとして、まずは大学進学。慶応大を志していることを明かした。
「野球一本で行くというのは、それもそれですごく良い道だと思うんですけど、それは選択肢が一本になりすぎて、もったいないな、と。自分が将来やりたいことが見つかった時に、何でもできるようにするためには、今のうちに勉強をいっぱいしたり、大学に行かないと将来やりたいことはできないので、勉強はやりたかったです」
人生設計を語った入江は「もし(プロが)無理だった時に、いろいろ選択肢を探すんですけど、社長になりたいです。(職種など)まだ決めてないんですけど、とりあえず社長になりたい」と続けた。そう言うと笑みがこぼれた。