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【韓国】ウェブトゥーン株が大暴落 量産型の漫画だらけで「大作」「本物の作品」がない
2取引日で1兆ウォンが消失…NAVERウェブトゥーンには「量産型」ではなく「本物の作品」が必要だ
2024年8月13日16:03:45
12日(現地時間)、米国ナスダックに上場しているNAVERウェブトゥーンの親会社であるウェブトゥーンエンターテインメントは、前日比5.65%下落して12.03ドルで取引を終え、9日に7.88ドル(38.20%)急落したのに続き、下落を続けました。時価総額では10億7847万ドルが失われました。今年6月にナスダックに上場した際、ウェブトゥーンエンターテインメントの公募価格は21ドル、企業価値は26億7000万ドルでした。
キム・アラム新韓投資証券研究員は「NAVERウェブトゥーンは第3四半期も赤字が予想され、短期的には株価が低迷する見通しだ」とし、「持続可能な利益成長を示すか、ヒットIPを生み出さない限り、株価の上昇は難しいだろう」と述べました。
NAVERウェブトゥーンの業績不振について、業界関係者は「質の高いコンテンツを通じたヒットIPの創出という根本的な解決策が必要だ」と説明しています。最近、NAVERウェブトゥーンではいわゆる「量産型」と呼ばれる作品が溢れています。量産型ウェブトゥーンとは、いくつかのヒットパターンをそのまま踏襲するウェブトゥーンで、作品性よりも短期的な読者獲得に注力する作品を指します。
チョン・ホユン韓国投資証券研究員は「特定ジャンルへの集中、そして量産型作品が増えるにつれ、基盤である国内市場での利用者指標とARPPU(有料ユーザーあたりの平均支出額)の下落が見られる」と述べ、「業績や利用者指標の改善が確認されるまで、慎重なアプローチが必要だ」と明らかにしました。
業界関係者は「現在、ロマンスファンタジーなどの量産型ウェブトゥーンがウェブトゥーン産業全体を占めている中、NAVERウェブトゥーンもそのトレンドに乗っている。しかし、過去にNAVERウェブトゥーンの全盛期が『今、私たちの学校は…』や『マスクガール』のような作品性の高いウェブトゥーンの力によって築かれ、その後IP産業の成功へと繋がったことを考えると、量産型ウェブトゥーンを通じて短期的な成長を図るよりも、長期的にはウェブトゥーン作家の待遇改善を通じて作品性のある制作基盤を築き、『大作』を生み出すことに集中すべきだ」と説明しました。