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ウクライナ軍の北部「逆侵攻」に5個旅団参加 総兵力は最大で1万人 ロシアの増援、HIMARSで撃破し阻止
陸軍の4個機械化旅団と空中強襲軍(空挺軍)の1個空中強襲旅団だ。
総兵力は最大で人員1万人、装甲車両600両にのぼる可能性がある。
このほかに砲兵部隊や防空部隊、ドローン(無人機)部隊、偵察部隊が侵攻部隊の支援できわめて重要な役割を果たしている。
比較のための数字を挙げておけば、ウクライナ軍が2023年夏、南部戦線の反転攻勢の主力として投入した兵力は12個旅団だった。
現時点で判明しているクルスク州方面の兵力はその半分足らずということになる。
とはいえ、ソーシャルメディアへの投稿や公式メディアの発表などをアナリストが精査し、新たな旅団の参加を確認するにつれて、兵力規模は膨らんできている。
5個旅団は4日間でクルスク州のおよそ400平方kmを占領し、ロシア側の人員数十人以上を捕虜にした。
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ウクライナ軍が6日に始めた越境攻撃に関しては先に、少なくとも3個旅団が直接参加しているか、支援任務に従事していることがわかっていた。
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さらに8日には陸軍の第116独立機械化旅団が、戦車や装甲兵員輸送車でクルスク州に進撃する様子とされる映像を公開した。
映像は同旅団のドローンチームであるコーン(Khorne)グループが撮影した。
「われわれの車両がロシアの国土をまるでわが祖国であるように走っている」とコーングループはたたえている。
9日に陸軍の第61独立機械化旅団の参加も判明した。
これは、同旅団の第99機械化大隊が、侵攻作戦の中心地になっている町スジャから、町を「完全な支配下に置いた」とする劇的な動画を投稿したことで明らかになった。
■HIMARSの砲撃で増援に向かっていたロシア部隊に大量の死者
これら5個の旅団は全体として、旧ソ連から引き継いだ兵器もあれば米欧から供与された兵器もある、多種多様な兵器を運用する混成グループになっている。
これらの兵器には、米国から供与されたストライカー装輪装甲車、ポーランド製のPT-91戦車、旧ソ連で開発された2S3自動榴弾砲、
英国から供与されたAS-90自走榴弾砲、米国で開発されイタリアで改良されたM-109L自走榴弾砲、チェコから供与されたRM-70自走多連装ロケット砲などが含まれる。
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コーングループは9日、クルスク州の戦場に向かうロシア軍の車列がHIMARSで攻撃される様子とみられる映像をウクライナメディアに公開した。
車両に乗っていた部隊は、州内で総崩れになりつつある防御線の増援に向かっていたとみられる。
兵員数百人を乗せた車両数十両からなる大隊規模の車列がスジャの西50kmほどにある町リリスクを通過しようとした際に、ロケット弾が降り注いだ。
攻撃後の現場の映像には、複数の破壊されたトラックや多数の兵員の遺体が映っている。
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ヤフーニュース(テレ朝ニュース)
https://news.yahoo.co.jp/articles/25dba828377eb09ae760b624378245313ff4c824