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【ソフトバンク】球界で高まる熱中症の危険…小久保監督は〝灼熱のベルーナ〟に重大警報
転載元: https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1723238963/
東スポWEB
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/312728?page=1
パ・リーグ首位を快走するソフトバンクは、10日から今季初の9連戦に臨む。疲労蓄積が顕著な真夏の8月戦線。2位と11ゲーム差、優勝マジック「34」が点灯中の鷹にとっても、Vロードを盤石にするためにポイントとなる。
9連戦を前に小久保監督は「真ん中にベルーナ(ドーム)があるんでね。暑さ対策と疲労というところは考えながら、DH枠をうまく使いながらやっていきたい」と、敵地・所沢での2カード目に気を配った。開幕から隙なく、油断なく、先手先手の備えで首位独走態勢を築いてきた。そんな指揮官だけに「ベルーナ警戒令」が出るのも当然だ。
年々、日本列島を覆う猛暑が厳しさを増している。昼夜問わず平均気温は上昇し、真夏のイベント開催は各方面で細心の注意が払われている。ベルーナドームは「屋内屋外中間型」球場で熱がこもりやすい特性があり、本拠地とする西武の選手たちからも苦労話が絶えない。
セ・リーグの屋外球場と同様に熱中症のような症状、体調不良を訴える選手も相次いでいる。各球団100試合程度を消化し、疲労蓄積がパフォーマンスに影響する時期。一度、体調を崩せば立ち上げに時間を要し、大事なシーズン終盤に悪影響が及ぶ。今夏の甲子園では「朝夕2部制」が採用され、将来的な「7イニング制」導入も検討され始めた。急激な気候変動にプロ野球も悩まされる時代に入ってきているのは確かだ。
かねてパ・リーグを中心に選手らの間でも〝サウナドーム〟と敬遠されてきたが、灼熱のベルーナドームの戦いは現場レベルで油断ならない問題と化している。とりわけパ・リーグ球団は、ドーム球場を本拠地とするチームが多い。
快適な「みずほペイペイドーム」をホームとするソフトバンクも、今回の9連戦を「福岡―ベルーナ―福岡」という行程で戦うだけに、環境の劇的な変化は体調面での懸案事項。外的要因で足をすくわれるわけにはいかない。首位独走の鷹も、8月のベルーナ決戦に気を引き締めている。