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【歴史】“縄文VS弥生”みんなはどっちが好き? 衣食住の生活様式全般から、歴史的背景までを探る
世の中をザワザワさせている“ザワニュー”のなかから、気になるものをピックアップする「スピークアップ」。この日の議題は“縄文VS弥生”。7月末、北海道・北東北の縄文遺跡群が世界遺産に登録され、全国の縄文ファンが歓喜に酔いしれましたが、そんな縄文時代の後に続くのは弥生時代。縄文と弥生では土器から石器、生活様式まで全然違います。そこでこの日は縄文と弥生、どちらが好きかを聞いてみました。
リスナーからは「夫とDNAマトリクス診断を受けたのだが、DNAのルーツによって縄文タイプと弥生タイプに分けられていた。私は縄文で直感力やスピリチュアルな感覚に優れているタイプ。夫は弥生で協調性が高く、社会適応しやすいそう」というメッセージが。
そして、「お米が好きなので、稲作文化が発展した弥生時代が好き。ちなみに千葉県多古町で作られている多古米は、弥生時代からの長い歴史があり、多古米で作るおこわや赤飯はモチモチで最高」というエピソードに、れなちは「多古米食べたことがある! おいしいですよね」と同意し「弥生時代もいいですね……」とポツリ。
一方、唐突なテーマに「なぜ戦わせているのかよくわかっていない理系」、さらには「弥生。縄文という名前のかわいい女の子に会ったことがない」「弥生。昔好きだった子の名前が弥生だったから」など別角度からの意見もありました。
もちろん、マジメにプレゼンをしてくれたリスナーも多数。「謎多き縄文人が好き。一説では世界最古の文明が縄文の可能性があったり、縄文人は海洋民族で太平洋を船で渡り、アメリカ大陸に辿り着いていたという証拠があったり、何より1万年も平和で暮らしていたなど語れることが多い」というマニアックな意見から「弥生時代。理由は僕が住んでいる島根県・出雲地方には多くの遺跡があり、その中の1つ、荒神谷遺跡では全国の発掘総数を超える銅剣をはじめ、弥生時代のものが数多く出土しているから」「縄文時代を支持。家の近くに都内では珍しい縄文遺跡があるから」といったものも。
さらには、「縄文時代。小学生の頃に縄文クッキーを作ったから。縄文クッキーとは肉、どんぐりの粉、卵を混ぜて焼いたもので、当時の人々が日常的に食べていたと言われているもの。おいしくなかったが、当時の人々の力強さを感じた」「断然、弥生時代。狩りから稲作になってお米を食べるようになり、洋服も進化していったので、弥生時代なら生きていける自信がある。なによりも卑弥呼様に会いたい」などたくさんのメッセージが寄せられました。
この日のゲストは、NPO法人 世界遺産アカデミー主任研究員の宮澤光さん。北海道・北東北の縄文遺跡群のなかでおすすめの場所を聞いてみると、青森県の「三内丸山遺跡」を挙げます。
「歩いていると、鳥の声や木の間を抜けていく風の音が聞こえる。おそらくそれは縄文人の人々が聞いていたものとほぼ同じ。それを経験できるのが素晴らしい」と宮澤さん。そして、“縄文VS弥生”は「ロマネスクが好きだったので、縄文のデザインやプリミティブな感じが好きです」と話していました。
縄文時代と弥生時代の異例のバトル、その判断基準は衣・食・住などさまざまでしたが、番組Twitterでは「“縄文VS弥生”どちらが好きか」アンケートを実施。結果は縄文49%、弥生51%で、弥生時代が僅差で勝利しました。
ヤフーニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/284a6dd1f6f7ef391554764b9313b61c3ddcaf7c