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【中共メディア】 全員給料未払い!また中国クラブが危機、ACLを戦うお金もなし
中国プロサッカー1部リーグの中超(中国スーパーリーグ)で昨シーズン3位に入った浙江。
中国の大手サッカー紙、足球報の24日付記事によると、同クラブは財源が枯渇して久しく、外国人監督や外国人選手を含む選手・スタッフ全員の給料が未払いとなっているという。
中国メディアによると、同クラブは不動産デベロッパーである緑城集団が主導して1998年1月に誕生。
20年9月にエネルギー事業を展開する国有企業の浙江省能源集団(浙能集団)が株式の50%を取得した。
今年3月、緑城集団がクラブの経営から完全撤退することが報じられた。
足球報によると、同クラブは新しい株主が決まっておらず、「昨シーズンに節約してできた資金と今シーズンにかき集めた資金で今シーズンの半分を何とか支えてきた」状態。選手・スタッフらの給料は3カ月近く未払いとなっていて、一部の中国人選手やスタッフの中にはそれより長い期間、給料未払いが続いている人もいるという。
今シーズンはこれまでのところ勝利ボーナスもなく、年初には一部選手の給料を削減し、「出費を極限まで抑えてきた」という。
アジアのサッカークラブの頂点を決めるアジアチャンピオンズリーグ(ACL)は、2024/25シーズンより、従来のACLとAFCカップから、AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)、AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)、AFCチャレンジリーグ(ACGL)の3カテゴリーに再編され、浙江はACL2に参戦する。
足球報は「ACL2開幕まであと1カ月余りとなる中、クラブは資金調達に向けてありとあらゆる手だてを考えている」とも伝えた。
中国サッカー界では、江蘇、大連、深センなどの名門クラブが親会社の資金難などにより相次いで解散している。
(翻訳・編集/柳川)
https://www.recordchina.co.jp/b937614-s25-c50-d0192.html