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1 夜のけいちゃん ★ :2024/07/25(木) 11:22:10.04 ID:mSBxWZbT9
現代ビジネス
日本人にとって牛食文化は「イレギュラー」なもの
日本人の国民食とも言える牛丼の値上がりが止まらない。
2024年7月現在、吉野家の牛丼並盛は468円、同じくすき家は430円、松屋の牛めし並盛は430円でそれぞれ販売されている(いずれも店内税込価格)。昨今、ラーメンでも1000円前後の価格が当たり前になっていることを考えると、まだまだ牛丼は安いほうと言えるかもしれない。
だが振り返ると、2013年ごろは各社ともに牛丼(牛めし)並盛を280円前後で提供していた。つまり、過去10年で牛丼の価格は5割近く値上げされたことになる。もちろんこの間に物価全体も上がっているが、政府が公表している消費者物価指数(総合)を見ると、過去10年間の上がり幅は11ポイントほどしかない。ということは、牛丼の値上げ幅は特別大きいのだ。
なぜいま、牛丼の値上げが止まらないのか? 前編『中国の爆買いで日本から「牛丼」が消える…値上げ止まらぬ《庶民の味方》、元凶は高騰する「牛肉の奪い合い」にあった』に続き、その理由に迫った。
国民食とも言える牛丼の値上がりは嘆かわしい事態だ。しかしよく考えると、これまで相当な安価で牛肉料理が提供されてきたこと自体、そもそも「イレギュラー」な状況だったとも言える。
よく知られているように、日本人が牛肉を日常的に食べるようになったのはつい最近のことだ。7世紀に肉食禁止令が発布されて以来、少なくとも一般的には牛肉を食べる文化は日本になかった。
しかし明治時代になると、政府主導のもと、牛肉や乳製品などを食べる欧米風の食文化の普及が進んだ。江戸時代末期に欧米諸国と結んだ不平等条約を撤廃するべく、西洋の文化を積極的に取り入れようとしていたためだ。
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